スマホ顔 「のぞき込めば老けたなあ」
コトバ百貨店
スマートフォン(スマホ)やタブレットなど、携帯機器の大画面化で、意外な問題が発生している。自分の顔が、画面に映り込みやすい問題だ。
たとえばゲームの難所を抜けて、タブレットの画面が黒く反転したとき。口が半開きでシワが刻まれた自分の顔が画面に映り込むと、一気に現実に引き戻されて「大丈夫か? 自分」な気分に。昔はケータイが鏡になるシールを喜んで使っていたけれど、今は自分の顔が映り込まないアプリがほしいくらいで。
老眼にはやさしいけれど、老顔にはキビしいタブレット……なんて、シャレてる場合じゃない。実はこれ、年のせいだけではないらしい。下を向いてスマホなどをのぞきこんでいる顔は、肉が下に引っ張られてたるみ、グッと老け込んで見えるそう。で、その顔が「スマホ顔」と呼ばれる。
そういえば「机に置いた鏡をのぞき込んだ顔が、10年後のあなたの顔」なんて言われたことがある。とくに老眼持ちは、画面との距離を取ろうと顎を引きがちで、二重顎もプラス。つまり画面に映った老顔は、人から見えている現実の自分ってことね。ぎゃー。スマホを見るときは、背筋を伸ばした二宮金次郎スタイルを心がけましょう。
(ライター 福光 恵)
[日経プラスワン2013年12月21日付]
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