オバサンがすると残念 「困り顔メーク」
コトバ百貨店
日本人女性のアイメークにかける情熱は世界一。外資系コスメ企業の人に、そんな話を聞いたことがある。ユーチューブなどにたくさんアップされている日本人女性の「メーク動画」(メークで変身する一部始終を記録した動画)も、世界から注目されているそうだ。日本人の女子力が、アニメに続くクールジャパンの戦力になる日も近いかも。
というわけで今週の言葉はそのメーク関連、「困り顔メーク」だ。ちょっと困ったような表情を作るメーク術のことを言う。始まりは数年前から人気になっている、困り顔のアイドルや歌手。憧れる女の子が続出し、雑誌などで困り顔メークの特集が組まれることも増えている。
ポイントは、八の字眉毛と、目尻が下がったうるうる瞳。うるうる感をアップする、下まぶたに沿った膨らみ「涙袋」を強調するメーク術も大はやりだ。
この機会に、自分の顔でトライしてみた。まず眉の角度をまっすぐ気味に。目尻のラインを下げ、シャドーで涙袋を目立たせたあと眉をしかめ、口を半開きにすれば完成! がーん。鏡をのぞくと、困った乙女というより、くしゃみ寸前のおじさんがいる……。くやしいけど、年齢制限あり。
(ライター 福光 恵)
[日経プラスワン2013年7月13日付]
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