検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

何人から「いいね」もらえる? 若手と考える職場処世術

女と男の座談会

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

 女と男はなぜ違う。コラムで募集したアンケートの結果を改めてみると、人間関係の希薄化が進むいまどきの職場で働く難しさが浮かび上がる。どう克服すればよいか、6人の筆者が語り合った。解決のキーワードは……。
登場キャラクタープロフィールはこちらです。

バブル系男子まず「人事の季節がやってきた」で募集したアンケートの感想を聞きたい。仕事のロールモデルがいないと答えた人はほぼ半数。若い世代が「いない」と感じているみたいね。

草食系男子 いないですよ。イメージは年次が10年くらい上の人だと思うんですけれど、僕の職場にはそこらへんの世代がそもそもいないのだから。

断崖系女子ちょうど私くらい。アラフォーの氷河期世代ってことか。その欠落が若手と溝を作る一因なの?

頑固系男子 以前は背中を追える人がいたよね。僕も10年くらい上の先輩だった。若手の面倒を見てくれて、こう働けばよいと教えてくれる存在だった。人がいないのではなあ。

姉御系女子 スペックが十分な人がいないという面もあるの?

草食系男子 そうですね。僕ら30代前後は仕事について「このままでいいのか」と悩む時期でもある。どういう選択肢があるのかと先輩たちを参考にするわけですが、みなさん似たり寄ったり。もうちょっといろんな人を見たいな、とは思いますね。

バブル系男子 どこの職場もキャリアコースはさほど多様ではないから、似るのは仕方ない。ただ、上の世代が全般に以前ほど語らなくなったことも大きいでしょう。昨今の職場は隣は何するものぞという雰囲気。コミュニケーションがなければ若手の参考になる人かわかるはずがない。

ちゃっかり系女子私は新人当時のすぐ上の先輩が40代で、参考にはできなかった。さらに今年、全く違うクリエーティブ系の職場に移ることになって、またまたどうすればいいかと……。結局、異動先に近い年齢の人を探して、職場のことを聞いてまわるしかなかった。ロールモデルとはちがうけれど、職場の人と飲み会とか食事に行って話をすれば、自分がどうするべきかをある程度見出すことはできる。そういうコミュニケーションは大事。

断崖系女子あなたみたいにつてを求めようとか、情報をとりにいこうという人は大丈夫。でも、そうできる人ばかりではないし、できない人の世話をする人もいない。

バブル系男子 人事情報の収集について聞いたアンケートが参考になる。収集する人としない人に二分されたが、興味深いのは収集していない人のコメント。「思わぬ異動で会社を辞めた」とか「受け入れるしかないので無意味」とか痛々しい。僕は自分を守る意味で情報収集は重要だと思う。草食系くんはどうなの。

草食系男子情報収集好きはいますけれど、まあ受け入れるしかないですよね。裏工作なんてそもそもできないし。

全員 そりゃ、そうだよ(笑)。

頑固系男子 でも転勤とかすると生活は激変するぞ。仕事以外の部分も関わるから、準備も含め何かせずにはいられないよ。

断崖系女子 今は職場の人との付き合いの温度に悩む人は多いんじゃないかな。家族のように結束すべきか、単に給料を稼ぐ場所なのか。そのとらえ方で人事情報への関心は違ってくる。

バブル系男子 職場の人との距離感って、身近な先輩の姿で変わる。人事情報の集め方もそう。結局、先輩たちに余裕がないことが、様々なひずみを生んでいると思う。職場の若手を育てる力についてのアンケートでも、若手を積極的に指導する姿勢があまり見受けられなかった。みんな一生懸命だけれどバラバラ。そんなモザイク職場で新人にいきなり一つのピースを担えっていっても無理。

頑固系男子若手を育てる力が低下していると答えた人は8割。厳しいね。

姉御系女子今の若い世代は子どものころから親に何でも面倒見てもらってきた世代。だから、面倒を見る必要がある。それを甘いとも言わない。私たちだって今、新人として勤め始めたら絶対にきつい。悩むな。

ちゃっかり系女子 私は米国のIT大手の人事評価システムがヒントになるかなって思っている。その会社は日本法人の社員について、日本の職場と米国本体の上司が評価する仕組みなんです。その人についてよくも悪くも評価してくれた人の数が、評価の一つになる。極端にいえば、会社にどれだけ友人がいるかが評価基準なんです。いわば交流サイト(SNS)の「いいね」ボタンですね。コメントする人が少ないなら、職場でうまくいっていない兆候。そういう人は辞めていくらしいんですよ。仕事で社内の人間関係をより多く築くことが評価になり、自分の働きやすさにもつながるこの仕組みは、どの世代にとってもよいと思いませんか。

断崖系女子 個人のコミュニケーション力が問われるということだよね。同僚と意思疎通しながら仕事する能力こそ、職場には重要。参考にはできる。

バブル系男子 似た実験もあったな。ある電機大手がいくつかのプロジェクトチームのメンバーの行動を位置情報で確認したところ、接触が多いチームほど成績がよかったという。人の接点が多いほど、職場は活性化し成果があがるということ。いい仕事ができて、みんなどんどん元気になっていく。でも、その逆になると個々人が仕事に追われてバラバラになって、総体として何を作っているのかわからなくなって。やはりコミュニケーションは欠かせない。

頑固系男子ただ、現実に若手をかまってみると、結構いやがられるよ。飲みに誘って断られて、立ち直れないぐらいショックを受けたこともあるよ。だから仕事で必要なことでも、もうちょっと言った方がいいと思いつつためらう。どうやったら「いいね」って言ってもらえるの(笑)?

草食系男子 僕はそこまでいやがってはいないんですよ。ウエルカムです(笑)。でも、飲み会は面倒くさい。月2回くらいならいいんですけど、月10とか月15とかになるじゃないですか。もっとも月2回のスタンスでいると月0回になってしまうけれど。

断崖系女子 誘う側としては一度断られると、相当時間をおかないとダメな気がする。

頑固系男子 誘われて断ったら、誘い返さなきゃだめなんだよ。

草食系男子 それはそうですけど、10歳、20歳上だと難しいですよ。一回一回重くなっちゃいますよ。

姉御系女子 昔の人は有無をいわさず連れて行けた。でも、私たちは断られる怖さをしっている。ころあいはわからないなぁ。

草食系男子 そこですよ。僕らからすると、たまには断らないとまずいことになる、という気持ちがあるんです。常にウェルカムでいると月15回になる先輩もいるじゃないですか。

ちゃっかり系女子実は私は仕事が終わったら飲みにいくのが当たり前という生活です。残業中に電話がかかってきて、くることになっているからって言われて。私はそれでいいんですが……。

姉御系女子 へえ、意外に昭和。ほっとするね。

バブル系男子 ちょっと別の話を。英語公用語化への備えに関するアンケートでは、8割が日本企業での英語公用語化が進むと回答。勉強を始めている人は6割で、その3分の1が既に十分な英語力があるという。ちょっとびっくり。

ちゃっかり女子 私も勉強していますよ。TOEICは2カ月に1回受験しています。仕事というより、海外旅行でもっと現地の人と交流したいというのが理由ですけれどね。

断崖系女子勉強をするのだったら、自分のスペックをあげなきゃ意味がない。若い人は特に後々の転職などを意識していると思う。頑固系さんもTOEIC900点を目標に頑張っているんでしょう?

頑固系男子 実は転職サイトに登録しようと個人情報を入力していったら、TOEICの点数を書く項目があった。だから必要なものとして挑戦しようと思ったんだ。でも、始めてみると「いつ勉強できるの」という感じ。通勤中にリスニングをするくらい。ところが若い人は英語ができるのが普通。うちの会社に入る新人はほとんどがTOEICで900点以上をとっていると聞くと、どうすればいいやら……。

バブル系男子楽天が英語を公用語化したショックは大きかった。でも、現実はもっと進んでいる。僕の友人はいまポルトガル語と格闘している。勉強したことはないけれど、会社に必要な事業なんだって。やらざるを得ない。

頑固系男子 おじさんたちがその新しい仕事でアップアップになったら、やっぱり若手をかまう時間がとれないよね。そんな時は頼りになる若手を見つけるっていうのもありかな。

姉御系女子 こら、そんな時ばかり若手を頼ってどうする。英語でも日本語でも言葉を磨いてコミュニケーションを取るのが大事ってことよ。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_