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世界初の駅伝は「京都-上野」 100年前、3日で500キロ

2012/3/9

■甲子園・国立競技場・花園… 高校スポーツのルーツは豊中

軟式野球発祥の記念像。京都市左京区の宝が池公園にある(小川雅樹さん提供)

日本生まれの競技はほかにもある。たとえば軟式野球。全日本軟式野球連盟によると、京都に「軟式野球発祥の記念像」があるという。それにしてもなぜ京都?

米国からやってきた野球はもともと硬球を使う競技で、東京を起点に全国に広がった。東京・神田神保町の学士会館前に「日本野球発祥の地」と書かれた記念碑がある。

硬式野球は瞬く間に広がり、1915年(大正4年)には大阪・豊中で第1回全国中等学校優勝野球大会(現・全国高等学校野球選手権大会=夏の甲子園)が開催された。この記念すべき第1回大会で優勝したのが京都第二中学校(京都二中、現・鳥羽高校)だった。

京都では野球熱が高まった。少年たちがもっと安全に野球を楽しめないか。そう考えた京都の小学校教員たちは「京都少年野球研究会」を結成。当時小学校に出入りしていた文房具商、鈴鹿栄氏が安全なボールの開発を進め、1918年(大正7年)、ゴム製のボール(軟球)が生まれた。これが軟式野球の発祥といわれる。

東京・神田神保町の学士会館の前には「日本野球発祥の地」の記念碑がある

鈴鹿氏はその後も少年野球の普及に尽力し、2003年(平成15年)には野球界最高の栄誉である野球殿堂入りを果たした。

ちなみに、全国中等学校優勝野球大会は第3回から西宮市の鳴尾球場に移り、現在と同じ阪神甲子園球場で開催するようになったのは1924年(大正13年)の第10回大会から。最初から甲子園ではなかったのだ。

さらには第1回大会の開催地である豊中運動場は、全国高等学校ラグビーフットボール大会の第1回開催地でもある。この大会は、サッカーとラグビーが合同で開催した。高校野球とサッカーとラグビーの「聖地」である「甲子園」「国立競技場」「花園」がもとは同じ場所からスタートしたというのは、何とも不思議な偶然だ。

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