ノースフェイスの新リュック 自立し収納も多彩定番3ブランドの新ビジネスリュックをチェック(上)

日経トレンディネット

フレーム構造による外観はすっきりとした印象で、ビジネスとの親和性が高い。このスマートさを損なわないように、外装のサイドポケットは外に膨らむのではなく、内側に広がる作りになっている。

ガジェット対応の収納スペース&ギミック

アクセス22は米国生まれでありながら、日本企画に負けず劣らずの収納性を備えている。「米国ではガジェットを持ち歩くことが当たり前になっているので、最近はポケットが多彩になるなど収納性も求められている」(狩野氏)

独立したPC収納スペースを背面に搭載。電源コードなどを入れるポケットも
メインコンパートメント内にも多彩なポケットを備える

右ポケットにスマホが入っている。入れた状態ではガジェットはしっかり保護される(写真上)。イジェクターを引き上げることで奥に入ったスマホをすばやく取り出せる

「さまざまなガジェットを収納できる」だけで終わらないのが、アクセス22が次世代リュックと一目置かれる理由。

各ガジェットポケットの内部には、イジェクターと呼ばれるパーツが付いており、それを引き上げるだけでガジェットがポケットから出てくる仕組みになっている。ポケットの奥に沈んだスマホも、すぐに引き出せる。

単純なギミックだが、実際に使ってみるとなかなか便利で、何より面白い。狩野氏も「ささいなところにも何かイノベーションを求める、いかにも米国らしいギミック」と笑顔で説明する。

アウトドアブランドならではの背負い心地

バックパックは容量が大きく、手持ちのバッグよりもついつい荷物を多く入れてしまうことが多い。いくら背負うとラクとはいっても、重くなって腰や肩に負担がかかってしまう。

フレックスベント採用で快適に背負える。カッチリとした見た目からは想像できないほど軽い。そしてフィット感も抜群。W30×H50×D16cmと、普段使いにちょうどいいサイズ感も魅力だ

アクセス22はフレーム構造で、かつ多彩な収納を備えた22リットルサイズながら、重さは2012gと軽量設計。加えて、背面に「フレックスベント」と呼ばれる背面モールドパネルを採用し、体への負担を軽減している。ショルダーハーネス内部のウレタンも、角を斜めにカットすることで肩への当たりを軽減しているのだという。

フレックスベントは、背中に沿うようにカーブをつけた成型パーツ。さらに溝が入っているので屈曲性が高く、中央の溝は背骨に沿って入っており、背中にぴったりフィットする。背中に密着することでバックパックが軽く感じられ、体への負担も抑える。前傾姿勢でもバックパックが背中から離れないので、自転車やバイクでも快適に背負える。「アウトドアパックでは当たり前」と狩野氏は話すが、こういった機能はアウトドアブランドだからこそ。ノースフェイスのビジネスリュックが支持される理由は、まさにここにある。

アクセス22の主戦場は、従来のアウトドア用品コーナーや量販店ではなく、百貨店の紳士かばん売り場。「税込みで約4万円と高額だが、百貨店でビジネスバッグを購入される方には価値が分かっていただけると思う」と狩野氏。その狙い通り、8月の先行販売から完売を重ね、少量出荷のため現在は在庫切れの店舗もあるという。

もうひとつの米国生まれビジネスリュック

アクセス22同様に、今シーズンから本格展開がスタートしたのが「Kaban(カバン)」。アクセス22がハイエンドモデルなら、こちらは少し価格を抑えたモデルとなっている。

ザ・ノース・フェイスの「Kaban」(1万8000円)

Kabanも米国企画で、ネーミングも米国によるものだ。「米国では日本のかばんの機能性が高く評価されている。ネーミングは日本が好きな米国のプロダクトマネージャーが名付けている。日本のかばんをかなり意識していることは間違いない」(狩野氏)

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