スーパーで総菜総選挙 おもしろ販促、ファンつくるサミットの竹野浩樹社長

――ある意味、先進的なスーパーが進めていることですが、サミットでは遅れてしまったと。

「その通りです。今は買い物に車を使わない、包丁を使わない、火を使わない、そして材料を使い切れない時代です。だから即食と半調理品に磨きをかけたい。以前はブドウを半分で売ろうとすると単価が下がると反論されました。腐らせたり鮮度が低下するくらいなら、毎日買えるようにした方がいい。顧客をないがしろにした、もうけだけの発想はやめようと」

――コンビニも総菜、生鮮を強化しています。不安感は。

毎月1回店頭イベントを打ち出し、週刊誌風や白紙のチラシで顧客の関心を誘う

「ないですね。我々は総菜をその場で作っていますから。ギョーザなんかも家庭では20~30個食べるので薄味にして。今の総菜比率は10%強ですが、25%に上げたい」

――消費者の財布のひもは堅いですか。

「堅いですね。高級品が売れていないわけじゃありませんが、メリハリを強めています。やはり適量が大事。サミットは高級路線には進みません。高いと言われてきたので、新しい価格戦略を実行しました。商品政策は地域別に細かくして、コーヒー1つとっても顧客属性で変えています」

――消費増税も控えています。

「これが悩ましい。軽減税率と言っても、システム変更コストは重く、地方を中心に死活問題でしょう。でも、やるなら10%がいい。ただし総額表示は勘弁して欲しい。そうなると10%以上アップする感覚です」

――サミットが出店している都心部は家賃が高い。ライバルが参入できない壁がありますね。

「マーケットが大きいので、実は当社の店近くに毎年30店以上が進出しています。しかもナショナルブランドの価格は地方と同じなのに家賃は数倍。量を売るか、粗利の高い商品を売らないとやっていけない」

スーパー再編M&Aも視野

――今後も都心が中心ですか。

「東京は内側にまだチャンスがあります。買い物難民がたくさんいる。今はミニスーパーがそこをついています」

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