【日本語訳】
英全土8千店舗の約7割が加盟するガソリン小売協会によると、50~90%の給油所でガソリンが枯渇した。
地元メディアによると、英政府は陸軍を動員してガソリンを運ぶことを検討している。ガソリン各社について競争法の適用を一時的に免除し、各社が共同輸送や情報共有などをできるようにする用意もある。
きっかけは、英石油大手BPが23日に一部ガソリンスタンドを閉鎖すると発表したことだ。運転手不足で燃料が運べなくなり、閉鎖を余儀なくされた。これが人々の不安心理をかき立て、パニック買いを引き起こした。

trigger..に注目してみよう!

今回取り上げる単語は、trigger... です。

記事には、The trigger was that British oil giant BP announced it would close some of its gas stations on the 23rd.(きっかけは、英石油大手BPが23日に一部ガソリンスタンドを閉鎖すると発表したことだ)とあります。今回取り上げたいのがtriggerという単語です。triggerは本来銃の「引き金」を表し、pull the triggerで「引き金を引く」のように使います。動詞ではtriggerだけで引き金を引くという意味になり、転じて、「出来事のきっかけとなる」や「反応などを誘引する」などの意味を表ます。日本語の「ストレスが病気の引き金となった」のように使うのと同じニュアンスになります。ニュースでは、紛争や国家間の摩擦、事件のいきさつなどに対して使うことが多く、trigger the accidentで「事件を引き起こす、誘発する」などと表現します。

Speak up! 会話での使い方をみていきましょう。

【シチュエーション1】
A: Stock prices seem to just keep going down.
 株価がどんどん下がってるよね。
  
B: The news about the major Chinese firm’s bankruptcy triggered it.
 中国の大企業が倒産したというニュースがきっかけでしょう。

あることがきっかけとなり何かを引き起こした、ということを表すのにtriggerが使われている場合、たいていネガティブな結果がもたらされることが予想されます。経営悪化、誰かとの関係悪化などに使われることが多いに使われることが多い表現です。

【シチュエーション2】
A: It looks like the boss just decided to go ahead with the plan without discussing it.
 部長は勝手に企画書を通しちゃったみたいね。
  
B: That could trigger friction between us and the sales department.
 これは販売部ともめるきっかけになるかもね。

could triggered で「きっかけになりうる」という意味で、「何かよくないことへと向かうきっかけになってしまうだろう」というときに遣います。

【シチュエーション3】
A: Michael had a huge argument with the boss, and now he’s going to quit the company.
 マイケルは部長と大げんかして、会社やめることになったんだよ。
  
B: No way! What triggered that?
 嘘でしょう? 何がきっかけだったの?

「何がきっかけになったの?」といきさつやきっかけが知りたいときは、 What triggered that?と表現します。誰かに興味をもったきっかけを訪ねるときはWhat triggered your interest in …?という表現を使います。

次のページ
trigger… ほかにもこんな使い方
ブックコーナー ビジネス書などの書評はこちら