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女性辞めさせない努力を 新浪剛史・ローソン社長

2013/5/11

 経済成長のために働く女性を増やす必要性があると積極的に発言しているローソンの新浪剛史社長に、その理由や実現への方策などを聞いた。

 ――女性が働きやすい環境作りの必要性を提唱しています。

インタビューに応じる新浪剛史・ローソン社長

 「マクロ経済でいえば、(少子高齢化による)人口減少が続くので、まだ未開拓の若い人、つまり女性が働くことによって経済成長が生まれます。今後、1人当たりの給与が飛躍的に上昇することは考えにくく、シングルインカムでは経済はうまく回らない。それよりダブルインカムになることで、消費が増え、子どもももうけやすくなります」

 「企業成長の面でも女性は必要です。生活密着型企業の商品は、女性に受け入れられないと売れません。社内に女性がいなければマーケティングができず、女性に参画してもらう方が企業の成長性も上がります」

 ――企業はどのような対策を取るべきでしょうか。

 「会社内での女性の人口を増やします。新入社員の女性の比率を上げ、どうやったら辞めないで働き続けられるかを考えます。そのために払うコストよりも、女性が働くことで得られるリターンの方が高いのです」

 「子どもがいる女性は午前10時に出社して午後4時に帰宅するのでもいいでしょう。男性にできないことはたくさんあります。たとえば『どうやったらスーパーではなくローソンに来てもらえるか』。我々男性は机上の空論をしがちですが、必要なのはプロの主婦の目線。それが多様性の強みです」

 「ローソンは育児休業が3年とれます。ただ、復帰がスムーズになるよう工夫はしています。育休中、女性は毎日スーパーに行くでしょうから、レポートを書いてもらい、コミュニケーションを続けます。復職後は半年から1年、女性のみの部署に所属してもらい、意見を商品開発に生かしてもらいます」

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