日経エンタテインメント!

インスタグラムでは、投稿に対して「いいね」と「コメント」というリアクションをとれる。ただし、ツイッターのように他のユーザーに拡散する機能は備わっていないため、これらのリアクションは、あくまでもフォロワーが投稿者への「見ている」という反応や感想を伝える行為。そんな「思いを伝えたい」という気持ちを持った、熱いファンを抱えるのは誰かを調べるため、1投稿あたりの「いいね」と「コメント」という反響数を調べて、その平均数を「平均リアクション数」としてランキング化。また、より熱量の高いファン度合いを調べるため、平均反響数をフォロワー数で割った「平均エンゲージメント率」も調査した。

この2つの指標で1位になったのは山下智久。現在21歳の女優・永野芽郁がどちらも2位につけた。彼女はファッショナブルな写真に加えて、寝起きと思われる姿や変顔、成人式の着物姿など、プライベート感のある写真を頻繁に投稿して人気だ。

この2つの指標では永野をはじめ、若手の実力派俳優たちがフォロワー数ランキングより順位を上げている。横浜流星(フォロワー数ランキング49位)、広瀬すず(同35位)、賀来賢人(同52位)の3人はフォロワー数ランキングではトップ30位圏外であった。

横浜の投稿は出演作の告知に加えて、夏に放送された主演ドラマ『私たちはどうかしている』で共演した浜辺美波や高杉真宙など、共演者との仲の良さが垣間見られる写真が多い。賀来賢人も俳優仲間同士の交流をうかがわせる写真を投稿するが、特に話題を集めたのがステイホーム期間に相次いで投稿された直筆の4コママンガ。ドラマや映画で知る賀来からは想像できない“ヘタウマ”な世界観に驚きの声を上げる人が多かった。広瀬すずはツイッターで心のうちを素直に表現するが、インスタグラムではモード感を全面に打ち出したファッション写真を中心に投稿。いずれも、他では見られない新たな一面がファンの反響を集めているようだ。

調査方法
日経エンタテインメント!編集部と日経クロストレンド編集部が200万人以上のフォロワーがいるアカウントをピックアップ。そのリストを元に、ユーザーローカルがアカウントのフォロワー数とリアクションを調査した。フォロワー数は10月13日時点の数字。反応率などの数字も10月13日時点の数字だが、アカウントによっては今年の全投稿が集計対象になっていないケースもある。

(ライター 羽田健治)

[日経エンタテインメント! 2020年12月号の記事を再構成]

エンタメ!連載記事一覧