お笑いコンビ空気階段 リスナーが親近感持つ理由は?特集 僕たちのラジオデイズ(7)

日経エンタテインメント!

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浮気した男が隠れたクローゼットの中で、ヘンなおじさんの妖精から罰を受ける「クローゼット」のコントが代表作となり、2018年の年末頃から頭角を現してきた空気階段。昨年に続いて今年も「キングオブコント」の決勝に進出し、3位という好成績を残した。

鈴木もぐら(左)1987年5月13日生まれ、千葉県出身。水川かたまり(右)90年7月22日生まれ、岡山県出身。NSC(吉本総合芸能学院)東京校で出会い、12年にコンビ結成。『有吉の壁』(日本テレビ系)などに出演。「キングオブコント」19年、20年ファイナリスト(写真:橋本勝美)

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そんな彼らにとって、ラジオは思い入れの深い場所。というのも、TBSラジオ『空気階段の踊り場』は、全くの無名だった17年4月から続く番組だからだ。きっかけは、同局の若手芸人のネタ発掘番組『マイナビ Laughter Night』で、16年度のグランドチャンピオンになったこと。17年の同番組の放送時間拡大に伴い、後半30分でレギュラー枠を獲得した。ラジオ収録にはどのように取り組んでいるのか。

水川かたまり ラジオは1番楽しいです。密室ならではの展開もあるし、自分らの話だけをできるのって、ここしかない。

鈴木もぐら 本当に自由。その場で「じゃあこっちの話を伸ばしちゃおう」ってこともありますし。僕は、毎日「何かないかな」って意識するようになって。でも、何となく準備していても、半分くらいは予期せぬ方向に行くんだよな、ははは!

かたまり 僕らと作家さん(永井ふわふわ)、ディレクターさん(越崎恭平氏)の4人しかいないから、お客さんの反応があるトークライブとかとは違う進め方になるよね。

もぐら ライブだったら「次の話にいかないとヤベーぞ」っていう空気が絶対あるんだけど、そのまんまいけちゃう。

局で4~5時間過ごしてる

かたまり 僕らの番組は収録なんです。スケジュールに制限があったら、編集をほとんどしない30分ちょっとでってときもあるけど、長いときは長い。

もぐら まず局に入って2時間ぐらいはメシ食ってしゃべって。収録は40~50分くらいですかね。その後、ラジオクラウド用に、時間は自由なコンテンツを録って、終わってタバコ吸って、しゃべって、結局4、5時間いたりします(笑)。

かたまり ずっと4人でやっているので、友達みたいな感覚があるかも。最近印象的だったのは、女子高生からメールが届いたんです。でも書き方が女子高生っぽくなくて、おじさんがなりすましてるんじゃないか、みたいな話になって。

もぐら それで、ちょっと説教してやろうってノリで、電話をかけたんですよ。そうしたら、本物の女子高生で。話したら、放送委員会で男女2人でラジオをやっていて、男の子に『踊り場』を面白いよって紹介しました、みたいな。「何、好きなの?」って聞いたりして、気付いたら青春番組の『学校へ行こう!』みたいになってた(笑)。

『踊り場』では、2人がケンカしたり、かたまりが失恋トークで泣いたりと、素の部分がダダ漏れている。そんなところもファンを虜にしている。

かたまり リスナーの方が、近い距離感で応援してくれてる感じは伝わってきていますね。それこそ、『キングオブコント』の決勝に残ったら、地元の友達ぐらいの感覚でメッセージをくれたり。僕らラジオ始めた頃って、給料が月2万円とかで。売れてないから、バイト行って殴られたとかそんな話ばかりしていたので、親近感を持ってくれているんだと思います。

もぐら みなさんの生活の何段階もさらに下ですからね。そもそも、バイトしてるパーソナリティーなんて絶対いないでしょ(笑)。

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