日経エンタテインメント!

CDジャケットやMVなど、ビジュアル面でも「ダサい」と話題を集めた。KENZOは「オフホワイト」のベルト、TOMOは「シュプリーム」のゴーグル…身につける衣装には、実はトレンドをけん引するストリート系ブランドも取り入れているのだが…。

『U.S.A.』 6月6日にリリースした29枚目のシングル。カップリング曲の『Take it Easy』は、ライブでも披露しているナンバー。m.c.A.Tが作詞・作曲した。

YORI 衣装のベースはある程度僕たちが決めました。『U.S.A.』は、原曲は90年代のユーロビートですけど、服は最新のアイテムを取り入れようと。

KIMI ファッションのトレンドも90年代に戻っているので、そんなに的は外していないはずなんですが(苦笑)。

DAICHI みんなが組み合わさることで、絵にパンチが出ちゃったんですよね(笑)。

KENZO ジャケットを見た時は、曲以上にみんな震えていましたね。「ちょっと待ってくれ!」とグループLINEが荒れて(笑)。でも結果として、メンバーそれぞれの認知度は上がりましたね。

KIMI 服であだ名がいろいろ付けられていますからね。

U‐YEAH この間、親子連れの方が握手しに来たんですが、お父さんが子どもに「ほら、“工事現場のお兄さん”だよ」って(笑)。

本気でやってるからダサい?

曲やビジュアルが「ダサかっこいい」と言われながらもSNSを通じて拡散し、MVを見たり、曲を聴くうちにDA PUMPのパフォーマンスのレベルの高さに驚き、ハマったという人も多い。

ISSA 何だかんだとイジってもらえることも含めて、人目に付いていることは本当にありがたい。僕らは「まじめにふざける」をモットーにやってきた、悪ふざけの塊です。自分たちが楽しまないと、見る人に何も伝わらないと思います。今回、曲やビジュアルなどすべてに対して本気でやっていることが「ダサかっこいい」と言われる要因の1つかもしれません。

YORI 「ちょっとダサい」のって、昔から日本人は好きじゃないですか。もろにダサいんじゃなく、何かが見え隠れする変な感じ。

KENZO あと、僕らって「ダサい」と気軽に言えるちょうどいいグループなんじゃないですかね。それって結構大事だと思ってて。ビッグネームに対して「ダサい」とはなかなか言えないだろうし。

KIMI 分かりやすくキャッチーにしたことが、「ダサい」にハマったのかも。

KENZO 個人的にすごく思ったのが、見かけより中身だなと。ダサくても、中身がしっかりしていれば「かっこいい」って言われるんだなとしみじみ思いました。グループのリーダーであり、絶対的なボーカリストのISSA君が、「やっぱりISSAすげえな」って言われるのは誇らしいですし。「次はどう来るんだろう」とワクワクしてくれている人もいて、うれしいです。

ISSA 次の曲についてはまだ決まっていないですけど、今はまだ『U.S.A.』で会いに行けてない所に行きたいというのが一番。DA PUMPは20年以上にわたって、ストリートの文化を継承してきましたが、今回で新しい方向性が加わったことは確かです。次は、意表を突くのか突かないのか、難しいところですね。いずれにしろ、自信を持って出せるものを出しますよ。

(ライター 横田直子)

[日経エンタテインメント! 2018年9月号の記事を再構成]

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