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「鍵のかかるポット」に反響 安心求めて購入層が拡大

2018/2/18

「ステンレスエアーポット<セキュリティーポット>(MAB-K300、容量3.0L)」(実勢価格1万7000円前後)
日経トレンディネット

人の往来が多い列車内や病院、保育所などの公共の場でポットを使用するときは、少しの時間でもそばを離れるのは心配だ。かといって四六時中持ち歩いたり、そばについていたりすることはできない。

タイガー魔法瓶がそんな不安や不便を解消すべく、ポットの蓋を自由に開けられないようロックができる「ふたロックシステム」を搭載した「ステンレスエアーポット<セキュリティーポット>」を2017年9月21日に発売した。同社広報によると、ネットなどで話題になったことから「病院や温泉施設などでの業務利用を想定した商品だったが、12月ごろからはECサイトから購入する個人も増えている」とのこと。自宅で店舗や塾などを経営する個人事業主にまで購入層が広がっていると見られる。また、歓送迎会など人が集まる機会が増えるこれからのシーズンにも売り上げを伸ばしそうだ。

ロック解除ナンバーを知っている人しか蓋を開けられない仕組みなので、無人の場所に置いても安全だ。ロック解除ナンバーは、使う人が自由に変更可能。

タイガー魔法瓶によると、同商品を企画した理由は大きく3つあるという。「第一に近年、病院や保育所などの公的な場で、飲料や食品への薬物混入事件が多発してきていること。第二にそうした公的な場で、タイガー商品(特にポット群)が愛用され続けてきたこと。そして第三にお客様の『安心・安全』こそ、タイガーが最優先で取り組むべきテーマであること」(同社ソリューショングループ 食生活みらい研究所 北山浩マネージャー)。

ロック完了(左)とロック解除(右)

使い方は非常にシンプル。蓋を閉めたらダイヤルがついたつまみを回転させ、3桁のダイヤルをランダムなナンバーに設定するだけ。これで蓋がロックでき、ダイヤルを正しいナンバーにそろえればロックが解除される。

「1つの製品を複数人で使うことを想定しているため、誰もがなじみがあり、感覚的にも使いやすくしなければならないと考えた。そのためこれまでのポットの使い方を大きく変えないことを特に重視した」(北山氏)という。

同商品を入院病棟の給湯室に導入した病院からは、「常にチェックできる環境ではないので、セキュリティーポットの設置で安心して飲み物を提供できてありがたい。患者、家族が安心して飲めると喜ばれている」と評価されているという。

(ライター 桑原恵美子)

[日経トレンディネット 2018年1月17日付の記事を再構成]

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