手本は三浦カズ 「スーツに着替えてコンビニ」に学べできるアメリカ人11の「仕事の習慣」(4)

岩瀬昌美

岩瀬昌美

こういうことわざがあります。

運命の神様には前髪が3本しかない――。

出会ったときに前髪をつかまなければ、通りすぎたあとではもう遅い。チャンスは一度きりです。それをよく理解しているから、できるビジネスパーソンはプライベートの場でも、誰に会っても恥ずかしくない格好をするのです。

私も、身だしなみには気をつけています。家を出たら、つねにおしゃれで高感度の岩瀬昌美でなければいけない。日曜の夕方に「さあ、餃子を作ろう」と思ったら、ショウガの買い忘れに気づいたことがあります。このときも近所のスーパーへ買い出しに行くのに、わざわざ着替えて軽く化粧までしました。

■お手本は三浦カズ

一方、残念な人もいますよね。平日はスーツを素敵に着こなしてるのに、週末に会うと、髪はボサボサ、肌着と見違えるような着古したTシャツ、ヒザの出たスウェットパンツ……。目があったとたん、申し訳ないように身を隠したりして。これでは偶然のビジネスチャンスも身を隠してしまいますよ。

男は格好なんか気にするな――。そんな風潮の強い日本では、「たかが買い物に行くのに着飾ってどうする。そんなやついないよ」という声も聞こえてきそうですが、実は日本人にだって、できる装いの人はいるんです。

その代表例が三浦カズこと、三浦知良さんです。サッカー界のレジェンドと言うべき存在で、長年、日本サッカーを引っ張ってきました。正直に話すと、バブルの頃は「なんかチャラチャラしてうさんくさいなあ」と思っていたのですが、日本に帰ったときにテレビでインタビュー番組を見て、印象が一変しました。

カズさんが神戸に単身赴任していた頃の話です。家から3分のコンビニに買い出しに行くのでも、わざわざスウェットの上下からイタリアンスーツに着替えていたそうです。コンビニ弁当を買って家に帰ったら、またスウェットに着替え直してました。

これぞプロです。自分が他人から見られていることを、つねに意識している。ファンに夢を与えるのが自分の仕事だという認識をはっきりもっている。

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