できる人は見た目が10割

「ボロは着てても心は錦」? 米国にそんな言葉はない できるアメリカ人 11の「仕事の習慣」(1)

岩瀬昌美

2018/2/7

イラストはイメージ=PIXTA

 米国の「できる人」は、日本人が抱くイメージとこんなに違う!――。在米29年の日本人女性起業家、岩瀬昌美さんが自らの経験から、米国企業の意外な「現場」を紹介した新書「できるアメリカ人 11の『仕事の習慣』」(日経プレミアシリーズ)。そのなかから、「できそうに見える」ことに殊更こだわる米国ビジネスパーソンの「実態」を取り上げた第3章「できる人は見た目が10割」を抜粋、紹介します。初回は「『できそうに見える』ことの重要性」についてです。2回目の「スーツに個性は不要! ビジネスでは『信頼感』を優先」も合わせてお読みください。




■「できそうに見える」ことが重要

 私がアメリカで起業して間もない頃の話です。在米30年の日本人作家A先生とスタバで雑談していると、こんなことを言われました。

「君は仕事ができそうに見えるから、ここではきっとうまくいくよ」

 言われた瞬間は、なんのことやら、さっぱり理解できませんでした。さすがに作家だけあって、変わったことをおっしゃるなあと。大学院はふたつも出てるし、MBAももってるし、キャリアもそれなりにある。「できそうに見えるんじゃなくて、本当にできるんだけどなあ……」などと、不遜なことを考えていました。

 それから15年がたったいまでは、先生の言葉の意味を正確に理解しています。アメリカにおいて「仕事ができそうに見える」ことが、どれだけ重要か。私の会社がまがりなりにも続いてきたのは、そのおかげだと言って過言じゃありません。

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