できる人は見た目が10割

スーツに個性は不要! ビジネスでは「信頼感」を優先 できるアメリカ人11人の「仕事の習慣」(2)

岩瀬昌美

2018/2/14

イラストはイメージ=PIXTA

 アメリカの「できる人」は、日本人が抱くイメージとこんなに違う!――。在米29年の日本人女性起業家が米国企業の意外な「現場」を紹介する「できるアメリカ人 11の『仕事の習慣』」(岩瀬昌美著、日経プレミアシリーズ)。そのなかから「できそうに見える」ことに殊更こだわる米国ビジネスパーソンの「実態」を取り上げた第3章「できる人は見た目が10割」を抜粋、紹介します。第1回の「『ボロは着てても心は錦』? 米国にそんな言葉はない」に続き、今回は「アメリカ人にとってのドレスコードの重要性」について解説します。




■目に見えるものがすべて

 こういう言葉もあります。

 What you see is what you get!

 目に見えるものがすべて。そのものズバリです。

 どんなに内面が素晴らしかろうが、ボロを着ている時点で、土俵にすら上がらせてもらえないわけですね。グローバル化が進むにつれ、世界で活躍する日本人は増えていますが、この点はしっかり認識しておくべきです。

 目の前に二人の女性がいるとします。片方がエグゼクティブで、片方が秘書だったとして、日本ではどちらもビシッとしているので、見分けるのは難しいでしょう。でも、アメリカでは見た目の差が歴然です。ビシッとしたスーツを着ている秘書はほとんど存在しないので、ビシッとしているほうがエグゼクティブだと考えて間違いありません。

 アメリカでは99パーセント、見た目だけで職種がわかります。手っ取り早く相手に理解してもらうための「記号」と考えればいいのではないでしょうか?

 ビジネスエリートは洗いたてのパリッとした白のYシャツに、型の崩れていない、仕立ての良さそうなスーツ。絵に描いたようなエリート・ルックです。こういう装いをしておくだけで、仕事ができそうなオーラが醸し出されます。

 これは必ずしもファッション・センスの良さを意味しません。「仕事ができる人が着ているような」オーソドックスなスーツを着ることで、仕事相手に安心感を与えるのが目的だからです。もし奇抜なスーツだったら、「危ない業界の人なのかなあ。この人に任せて大丈夫なのかなあ」と相手を不安にさせてしまいます。

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