「3回目の成人式」で新境地 新人に戻って生き生きバンダイナムコホールディングス 元会長 石川祝男氏(19)止

シニア野球チームで「新人」選手になる。

実はゴルフをご一緒させていただいた方から野球チームに誘われました。昼食中に趣味で今も野球をやっていると伝えたら、その方もやっているから「ぜひ!」と、しつこく、しつこく誘われました。

横浜のシニアリーグで、60歳以上限定なんです。誘ってくれた方は中高大学と野球をされていて、相当うまいです。本当は内野手ですが「若いから」という理由で、外野手をやらされているようです。

これまでは年を取ることが嫌でした。しかし、ある時から「3回目の成人式を迎えた」と考えるようになりました。野球チームに参加させていただく予定ですが、おそらく下から4番目ほどの若さでしょう。新境地では「新人」になった気持ちで楽しみます。

私はバンダイナムコグループの野球チームにも参加していました。1番・セカンドが定位置で、総じて打率は3割を超えていました。私は記憶にありませんが、バンダイナムコホールディングス社長に就任する前の田口三昭さんと、ピッチャーとして対戦したことがあるそうです。その時は2打席とも私が打ち取られたみたいですね。

昔から誰かと比べるのはあまり好きではありませんでした。バンダイナムコも他社と比べる必要はありません。バンダイもナムコも、もとは小さな会社からスタートしました。業績が悪化した後、開き直ったことが強いエネルギーになりました。大ヒットを生み出せる個性の集合体がバンダイナムコなのです。=この項おわり

<<(18)ヒット着想、日々の積み重ねから 商品化の鍵は「熱」
(1)ヒット生むナムコのDNA 「並々ならぬ熱意」が原点 >>

[日経産業新聞 2018年10月31日付]

「仕事人秘録セレクション」は金曜更新です。

注目記事
今こそ始める学び特集