ビジネスを邪魔する「口臭リスク」 アプリで自動判定ライオン イノベーションラボ 尾本さよさん

業務を掛け持ちする不安より、チャレンジする楽しさ

現在入社6年目です。はじめは小田原研究所(神奈川県小田原市)で機能性食品の研究開発を担当していました。その後、口臭ケアサポートアプリのプロジェクトが立ち上がり、リーダーに声をかけてもらい参加しました。

プロジェクトの拠点である東京都江戸川区平井と小田原は物理的にも距離があり、2つの仕事を掛け持ちすることに不安はありましたが、新しいことに挑戦したい、視野を広げたいという気持ちが勝りました。

プロジェクト参加を決めると同時に「新たな業務が加わっても本来の業務でやるべきことは絶対にきちんとやる」と心に決めました。

新規事業を創出する部署の「イノベーションラボ」では多様なメンバーが知恵を出し合う

2018年にイノベーションラボという新規事業を創出する部署が発足し異動、「RePERO」開発の専任になりました。研究職のみならず社内の多様な部署から人が集まるイノベーションラボは、自由な発想に満ちていて刺激的です。専門知識をもつメンバーが多く、わからないこともすぐに相談でき、お互いの知識を持ち寄りながらプロジェクトを進められます。

アルバイトで経験したクレーム対応から得た教訓

新規事業では研究、商品づくり、営業などを一貫してやらなければならず、担う業務がとても幅広いです。当然ながら既存事業以上に社内の了承を得ていくのが難しいというハードルもあります。

社内各所の担当者に納得してもらうには、なぜこのアプリを実現させたいのか、なぜこのサービスが必要なのかを伝えるリサーチ力やプレゼンテーション力が必要です。ロジックも大事ですが、何度も直接会って対話することの大切さを感じています。

対話する際に肝に銘じているのは「相手の立場に立って考える」ということです。部署が違えば考え方もルールも違います。相手が置かれている状況を理解し、その人が抱えている課題は何か、具体的にどこがネックになっているのかを推察して対話を重ねていくことが重要です。

学生時代、旅館のアルバイトでお客様のクレームに対応した経験が何度かありました。クレームを訴える背景はそれぞれです。その人がなぜそれほど怒っているのかをよく考えて対処することが、解決への近道であることを学びました。

ライフイベントを満喫し仕事にも生かしていく

人とコミュニケーションをとりながら、ものごとを進めていくのは得意なほうだと思っています。コミュニケーション力と、事業領域を越えて新しいことに挑戦するイノベーションラボでの経験を生かし、いずれは自分でテーマを考え、興味を持ってくれる仲間を集めて新たなチャレンジをしたいと思っています。自由な発想で新しいことを生み出していく動きを社内に広げていきたいです。

女性にとって25歳から35歳はライフイベントが多い時期です。ライオンは、生活者の日常を支える会社ですので、自分がこれから迎える様々なライフイベントを満喫し、そこで得た気付きを今後の仕事に生かしていきたいです。

取材後記

隅田川と荒川の間に残る旧中川のほとりにある事業所で行われた取材。かつてここは工場で、水運を利用して原料や商品を運んでいたそうです。研究者としての理系の頭脳とコミュニケーション力を兼ね備えた尾本さん。「辛いことがあってもまだ頑張ろうと思えるのは、故郷の父が『いつでも帰ってきていいよ』と言ってくれる安心感のおかげかも。社会人として尊敬できる存在です」とのこと。最高の先輩であり応援団に支えられ、のびのびと働く姿、晴れやかな笑顔が印象的でした。

尾本さよ
ライオン イノベーションラボ所属。2014年、ライオン入社。機能性食品の研究所でサプリメントの研究開発に従事した後、18年からイノベーションラボへ。口臭ケアサポートアプリ「RePERO(リペロ)」の開発を担当。岡山県生まれ。

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