東京五輪は、日本に関心のない外国人が訪れる絶好の機会です。「また来たい」と感じさせる決め手は居心地と良い思い出。日本人が温かく迎え、街で困っている外国人を助けてあげることが観光立国には欠かせません。
世界の様々な立場にいる人々が参加し、日本の観光について意見をしてもらうアドバイザリーボードのような組織を国や自治体がつくるのも有効でしょう。
ちょっとウンチク
ビッグデータでサービス改善
観光の成否はリピーターをいかに増やすかにかかっています。サービスの改善につながるデータの蓄積は進んでいます。外国人向けの路線検索アプリの利用履歴などを分析することで、どこに、どのくらいの時間滞在し、次にどこに向かったかなどがわかります。
人の動きをもとに周遊プランの立案やクーポンの発行など様々な手を打てます。しかし、自治体や観光協会の多くは蓄積したデータをうまく活用できていません。地域の稼ぐ力を引き出すためにも、データの分析や企画といった観光マーケティングを担う人材の育成が必要です。
(編集委員 大岩佐和子)
■今回のニッキィ
坂東橋 なおさん テニスクラブの仲間とおいしいものを食べるのが好き。7月は夜風に吹かれ屋形船で天ぷらを堪能、月末には焼き肉の予定も。「食べたいね。いつ行く? と、即決します」
杉本 優子さん 買い物などでポイントをためて航空会社のマイルに交換、年1回は中国を旅行する。「クレジットカードのキャンペーンや電子マネーを活用し分散しているポイントを集中させます」
坂東橋 なおさん テニスクラブの仲間とおいしいものを食べるのが好き。7月は夜風に吹かれ屋形船で天ぷらを堪能、月末には焼き肉の予定も。「食べたいね。いつ行く? と、即決します」
杉本 優子さん 買い物などでポイントをためて航空会社のマイルに交換、年1回は中国を旅行する。「クレジットカードのキャンペーンや電子マネーを活用し分散しているポイントを集中させます」
[日本経済新聞夕刊 2018年7月23日付]
※「ニッキィの大疑問」は原則月曜更新です。