高速通信規格「5G」を使ったホームルーター導入ガイドの最終回は、ドコモの5Gホームルーター「home 5G HR01」をテストした結果をリポートする(図1)。
図1 ドコモの「home 5G HR01」は、前面の上部に通信回線や電波、端末の状態を確認できるLEDランプを搭載。背面には子機との接続を自動設定できるWPSボタンや有線LAN端子、再起動ボタンなどが設けられている。底面にはSIMカードスロットを搭載。5G/4GやWi-Fiのアンテナは本体の右側面周辺に内蔵されている
拍子抜けするほど簡単なセットアップ
最初のセットアップは拍子抜けするほど簡単だ。SIMカードをルーター底面のスロットに挿入するだけで準備は完了(図2)。
図2 契約時にルーターと一緒に渡されたSIMカードを、本体底面のSIMカードスロットに挿入する。サイズはnano SIM。SIMの裏表や切り欠きの位置に注意して、カチッと音がするまでしっかり挿し込むこと。あとは電源コードをつなげば準備は完了だ
設置場所は電波が入りやすい窓際が望ましい(図3)。前面左上のランプが青色なら5G、緑色なら4Gで接続されている(図4)。
図3 携帯電話基地局からの電波が届きやすい窓際に設置する。中央のLEDランプが青く点灯すれば電波状態は良好だ。Wi-Fiルーターと同様、子機と通信しやすいようにできるだけ見通しの良い場所に置くのがよい
図4 前面の左上のLEDランプで接続中の通信回線を把握できる。5Gなら青色、4Gなら緑色に光る
Wi-Fi 6対応のルーターとしての実力も十分。子機との接続はWPSによる自動設定に対応(図5)。底面のQRコードを読み取ってもOKだ(図6)。
図5 背面にあるWPSボタンを押せば自動設定できる(1)(2)。ただし、WPS機能は2.4GHz帯のSSID(「HR01a…」)の接続時のみ有効。5GHz帯のSSIDには、手動で接続する必要がある
図6 底面にある右側のQRコードをQRコード対応のスマホアプリで読み取ると自動で接続できる(1)(2)。こちらも接続されるのは2.4GHz帯(「HR01a…」)のSSIDだ