春のパソコン商戦は、Windows 11時代の本格的な到来を告げるものになりそうだ。今こそパソコン買い替えの好機。製品選びのツボを解説する6回連載の5回目は、17型以上のディスプレーを備える大画面ノート3製品と液晶ディスプレーに接続して使うミニPC3製品を紹介する。どちらも大画面で効率よく作業できる。大画面で効率よく作業したいなら17型以上の製品に注目したい。コストパフォーマンスの高いビジネス向けモデルから高価なゲーミングモデルまで、用途に応じた製品選びができる。
HPの高コスパノート、マルチタスクも快適に

直販価格:10万7580円(2月5日時点)
●ディスプレー:17.3型●CPU:Core i5-1135G7●メモリー容量:16GB●ストレージ:256GB SSD(PCIe)+1TB HDD●OS:Windows 10 Pro●主なインターフェース:USB 3.2(Gen 1) Type-C、USB 3.2(Gen 1)×2、HDMI●無線LAN:Wi-Fi 5●生体認証:指紋●画面解像度:1920×1080ドット●バッテリー駆動時間:8.5時間●サイズ:幅400.7×奥行き257.8×高さ19.9ミリ●重さ:2.085キロ●オフィス:なし
テンキー付きのキーボードを装備するなど、ビジネス用途を意識した1台。CPUが第11世代Core i5、メモリーが16GB、ストレージは256GBのSSD(PCIe)と1TBのHDDで基本性能は十分。このクラスとしては価格も手ごろだ。ウェブ会議をしながら資料を閲覧する場合など、大画面を生かしたマルチタスク作業に適している。


動画や写真編集に最適な富士通の高性能モデル

実売価格:17万円前後
●ディスプレー:17.3型●CPU:Ryzen 7 5700U●メモリー容量:8GB●ストレージ:512GB SSD(PCIe)●OS:Windows 11 Home●主なインターフェース:USB 3.2(Gen 2) Type-C、USB 3.2(Gen 1)×2 、USB 2.0、HDMI×2、SDカードスロット●無線LAN:Wi-Fi 6●生体認証:なし●画面解像度:1920×1080ドット●バッテリー駆動時間:10.4時間●サイズ:幅398.8×奥行き265×高さ26.9ミリ●重さ:2.6ミリ●オフィス:Office Home & Business 2021
CPUに高性能なAMD Ryzen 5700Uを採用している点が特徴。CPUパワーを要する動画や写真の編集を大画面で楽しみたい人に向く。Office Home & Business 2021が付属し、ウェブ会議に役立つ高性能ウェブカメラとAIノイズキャンセリング対応マイクを装備するなど、ビジネス用途に役立つ機能も満載する。幅広い用途に使えるパソコンが欲しい人にお薦めの1台だ。
デルは幅広いゲームを快適に楽しめる1台

直販価格:26万9584円(2月5日時点)
●ディスプレー:17.3型●CPU:Core i7-11800H●メモリー容量:16GB●ストレージ:512GB SSD(PCIe)●OS:Windows 11 Home●主なインターフェース:Thunderbolt 4、USB 3.2(Gen2) Type-C、USB 3.2(Gen 1)×2、Mini DisplayPort、HDMI、マイクロSDカードスロット●無線LAN:Wi-Fi 6●生体認証:顔●画面解像度:1920×1080ドット●バッテリー駆動時間:非公表●サイズ:幅399.23×奥行き299.49×高さ20.9ミリ●重さ:3.02キロ●オフィス:なし
幅広いゲームに対応するエヌビディアの高性能GPU(画像処理半導体)「GeForce RTX 3070」を搭載したゲーミングノート。高速描画に対応したディスプレーやオンラインゲームに最適化されたLAN機能、ゲーム向けキー配列キーボードなど、ゲーマー向けの機能を満載している。3Dグラフィックスにこだわった重量級ゲームを快適にプレーできる大画面ノートパソコンが欲しい人にお薦め。