日経PC21

Wi-Fiルーターの規格が古くないか?

遅さの原因の2つ目は、Wi-Fiルーターの規格が古いこと。6、7年前まで主流だったWi-Fi 4の最大通信速度は600メガビット/秒(Mbps、メガは100万)。一方、最新規格の「Wi-Fi 6」の最大通信速度は9.6Gbpsで、Wi-Fi 4の約16倍だ(図2)。

現在、Wi-Fi 6対応のルーターは1万円を切る価格で購入できる。4以前の古いルーターのユーザーは買い替えを検討したい。

図2 ギガクラスの光回線を導入したら、Wi-Fiルーターは最低でも「Wi-Fi 5」対応、できれば最新の「Wi-Fi 6」対応の機種を用意したい。Wi-Fiルーターと子機の距離が遠い場合には、写真右のような中継機を活用すると通信環境が格段に向上する

Wi-Fi子機の規格は大丈夫か?

原因の3つ目は、パソコンやスマホが備えるWi-Fi子機が足かせになるケースだ。子機のWi-Fi規格が古いと、いくら新しいルーターを購入してもその性能を生かせない。ルーターと子機の規格が異なると、古い規格の速度で通信するからだ(図3)。

図3 子機(パソコンやスマホ)からWi-Fiルーターにアクセスする際には、子機が内蔵しているWi-Fiモジュールの規格を調べておこう。規格が古いと、Wi-Fi通信の足かせになることがある

さらに、ルーターや子機が置かれた室内環境も重要だ。相互の距離が長ければ電波は届きにくいし、途中に金属や鉄筋コンクリートの耐力壁などがあれば電波は減衰しやすい。そのような場合には、中継機を上手に活用すれば通信環境を大きく改善できる。

次回以降、インターネットの遅さの原因を突き止め、どんな対策を打てばよいかを指南する。

(日経PC21 小谷宏志)

[日経PC21 2022年1月号掲載記事を再構成]