何にでも合わせられるし、とにかく楽ちん。カジュアルに不可欠なパーカですが、いかんせんアスレチックが出自のウエア。艶が不足しがちなのは否めません。でも、これを簡単に解決する方法があるんです。答えはズバリ、上質ニットの一枚を選ぶこと!
キメすぎでもルーズでもない、ほどよいユルさと艶(=上品さ)を併せ持った“ほどユル艶あり”なスタイル。それこそが、イマドキで好感度の高い「シン大人カジュアル」です。
では、それをどう体現するか? あらゆる視点から考えてみました。
カシミヤの上質ニットを選ぶだけで万事がうまくいく!
シン大人カジュアルは“ほどユル艶あり”なアイテム選びがキーとなりますが、その使い勝手のよさからパーカはうまく取り入れたいところ……。
ですが、ストリートっぽくなりすぎる、子どもっぽく見える……、などの懸念もあるかと存じます。そんな迷えるアナタに、たった一つのポイントをお教えしましょう。それは、素材。ズバリ、上質なニットのそれを選ぶだけで万事がうまくいきます。
理想はカシミヤニット。ラグジュアリーな趣がにじむカシミヤのニットパーカは、存在自体が“ほどユル艶あり”。まさに着るだけでシン大人カジュアルの目指す理想に近づける、魔法の存在なのです。
“ほどユル”な表情は、おウチ時間のリラックスした装いにも違和感なくなじみますし、一方でクリーンなセットアップとの重ね着をすれば、“艶あり”な持ち味も生かせます。そんな使い勝手のよさも、ニットパーカを大至急取り入れるべき理由です。
ここぞのデートでも、おウチでのリラックスタイムでも! 以下にシン大人カジュアルにふさわしいニットパーカの活用術をお見せするので、ぜひお試しください。
■STYLE #01 セットアップのインナーに挟んで、品よく脱力
清潔感の宿るセットアップと、“ほどユル”をつなぐ触媒としても、ニットパーカが活躍します。ダブルファスナーのものを選んで、中の白Tをのぞかせれば、より立体感のあるレイヤードスタイルが楽しめます。平日のテレワークや、ちょっとしたレストランでデートなんてシーンにも、ちょうどいいドレカジ風味に仕上がりますよ。
こちらのピセアのニットパーカは、細く、軽く、空気を多く含んだ内モンゴル産のベビーカシミヤ原毛を100%使用したもの。ふんわりなめらかなタッチのそれは、見た目にも上質でスエットとは段違いの品格を備えています。よってセットアップともなじみが抜群! 艶ありをキープしたままほどユルさも足せる。それゆえ、こなれて見えるってわけです。
■STYLE #02 家でのバスクシャツ合わせにも、自然と品がにじみます
バスクシャツにグレー杢(もく)のファスナーパーカといえば、好感度大なキレイめカジュアルの定番合わせ。ですが、カシミヤのそれならアスレチック感がうまいこと抑えられ、気持ちよさを増しながらぐっとエレガントにこなせます。ポイントは、随所の柔らかなドレープ。スエットパーカとの印象の差は歴然で、このままオンライン会議に出たとしてもしっかり大人に見えますよ。