日経PC21

具体的にどのようなスタイルが設定されているかは、画面上で確認できる。例えばルーラーを見ると、目次の文字列やページ番号が「左インデント」「左揃えタブ」「右揃えタブ」で配置されているのがわかる(図9)。「目次1」スタイルと「目次2」スタイルではそれぞれの位置が異なっているので、カーソルを移動して確かめよう(ルーラーが表示されていないときは「表示」タブにある「ルーラー」をチェックする)。

図9 連番が付いた見出しの目次では、行頭が「左インデント」、見出し文字の先頭が「左揃えタブ」、ページ番号の右側が「右揃えタブ」で配置されている。目次のレベルによって、それぞれの位置は異なる(連番のない見出しを目次にした場合は「左インデント」の位置が見出し文字の先頭となり、「左揃えタブ」は設定されない)

文字サイズとフォントも「ホーム」タブでチェックする。作例では目次全体が10.5ポイントの「游明朝」で表示されていて、メリハリが足りない一因となっている。これらを踏まえて、レイアウトを修正していこう。

Wordの目次スタイルは、画面上の修正によって自動的に更新される。そのため、どこか1カ所を修正すれば、それが同レベルの目次すべてに反映される。ここではまず、1行目の章見出しを選択し、文字サイズとフォントを変更して目立たせた。これで「目次1」スタイルが更新され、ほかの章見出しのスタイルも変更される(図10)。

図 10 目次の1 行目全体を選択して、フォントとサイズを変更する(1、2)。ここでは12ポイントの「游ゴシックMedium」にした。同じレベルの目次は自動的に文字スタイルが変更される(3)
次のページ
表紙のページ番号をゼロにする、内容を変更したときは