
新作腕時計が豊富だった2021年。長年時計取材に携わってきたプロたちを中心に、テーマを設けて注目時計を挙げてもらった。連載2回目の今回は、カジュアルスタイルに合わせたいスポーツウオッチを紹介する。
選んだ人 ファッション・時計ライター 柴田 充さん
時計、ファッション、クルマ、デザインなどのジャンルを中心に、現在は広告制作や編集のほか、時計専門誌やメンズライフスタイル誌、デジタルマガジンなどで執筆中。

選んだ人 ファッション・時計ライター 柴田 充さん
時計、ファッション、クルマ、デザインなどのジャンルを中心に、現在は広告制作や編集のほか、時計専門誌やメンズライフスタイル誌、デジタルマガジンなどで執筆中。
■OMEGA(オメガ)
「シーマスター 300」ブロンズゴールド
「1957年に誕生したダイバーズウオッチの名作をモチーフに、蛍光塗料プレートを重ねて、多層化したダイヤルと1960年代のオープンスタイルのアラビア数字を組み合わせ、ヴィンテージ感を増した。新採用のブロンズゴールドはそのデザインにふさわしい風格が漂う。独自の配合で酸化による緑青を抑え、肌に直接触れてもOK。さらに経年変化もゆっくりと進み、美しい色合いが楽しめるのだ」。自動巻き。径41mm。ブロンズゴールドケース。レザーストラップ。136万4000円(オメガお客様センター)

■BELL & ROSS(ベル&ロス)
BR 05 GMT
「ラグジュアリースポーツの魅力は、本格的なスポーツユースではなく、シーンを選ばない日常の汎用性と躍動感ある機能性の両立にある。2019年の登場からブランドのアイコンになった人気のBR 05に初のGMTが加わった。第2時間帯を指す赤い先端のアロー針とブラック&シルバーで24時間を色分けしたフランジを装備し、基本デザインも崩さない」。自動巻き。41×41mm。SSケース&ブレスレット。63万2500円(ベル&ロス 銀座ブティック)

■TUDOR(チューダー)
ブラックベイ セラミック マスタークロノメーター認定
「チューダーは、スノーフレーク針などアーカイブに範を取るデザインと最新鋭の機能を融合したネオビンテージスタイルで高い支持を得ている。1954年からのダイバーズウオッチの伝統が息づくシンボリックな代表作に、耐傷性にも優れるマットブラックセラミックをケースに採用し、ムーブメントは最新鋭のマスタークロノメーター認定を取得した。高耐磁性という実用性に加えモードな魅力も増す」。自動巻き。径41mm。マットブラックセラミックケース。ファブリックストラップ。レザーとラバーライニングによるハイブリッドストラップも付属。53万9000円(日本ロレックス / チューダー)
