
スーツスタイルでは手元をドレスアップさせることだけがセオリーではない。時にはハズシの1本を、そして時には個性を思いっきり主張するのも一手だ。今回は2021年の下半期に発表された時計を中心にスーツとジャケットに合わせたい時計をテイスト別に選択。正統を歩むか、あえて攻めるか―。自身の好みに合う1本を見つけてほしい。
JACKET × 攻め顔
色やデザインで、時に大胆不敵なまでに、自身の個性や趣向を色濃く反映してくれるのが、ここにご紹介する攻めたデザインの時計たちだろう。全く新しいコンセプトのデザインや新素材の組み合わせ、トレンドのスケルトンなど、バリエーションは豊富。手元の存在感が自身の存在感を高めてくれるのだ。
漆黒の中に秘めたる革新技術
■TUDOR(チューダー)
ブラックベイ セラミック
ブラックのセラミックを、ケース表面はサンドブラストでマットに仕上げ、サイドはポリッシュ仕上げとすることで、エッジの効いたデザインに。細かい千鳥柄のジャケットにブラックデニム地のシャツという旬なモノトーンとエッジを効かせたコーディネートにもさりげなくなじんでくれる。METAS(スイス連邦計量認定局)のマスタークロノメーターを初めて取得し、最新技術の粋が集められている。径41mm。自動巻き。レザー×ラバーのハイブリッドストラップの他、ファブリックストラップも付属。53万9000円(日本ロレックス / チューダー)

洗練された存在感を示す初代譲りのブルーカラー
■AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)
ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ
1993年に誕生した初代モデルを進化させた新作。ダイヤルにはオリジナルを忠実に模した「プチタペストリー」があしらわれ、アイコンのブルーカラーを採用。最新の自社製クロノグラフを搭載し、交換可能なストラップを備える。径42mm。自動巻き。SSケース。SSブレスレットとブルーのラバーストラップが付属。473万円(オーデマ ピゲ)

定番ながら遊び心の効いた色合わせ
■BVLGARI(ブルガリ)
ブルガリ アルミニウム GMT
アルミニウム製ケースにラバー製のベゼルを組み合わせたハイブリッドなデザインの「ブルガリ アルミニウム」。今回、GMTモデルが追加され、昼夜を赤と青で色分け。ダイヤル、ベゼル、ストラップのブルーに赤がアクセントに。径40mm。自社製自動巻きキャリバーB192を搭載し、パワーリザーブは約50時間。41万8000円(ブルガリ ジャパン)


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