執念を感じさせる造作

代替肉開発のベンチャー企業・ネクストミーツ(東京・新宿)は、カルビやハラミ、タンドリーチキンなどのパウチ入り商品を数種類展開している。缶詰の代替肉は、主に大豆から造られた「NEXT牛丼CAN」が出ている。牛丼と言ってもご飯は入っていないので、正確には牛丼の具ということになる。

ネクストミーツの「NEXT牛丼CAN」(160グラム、5缶3750円) ※画像の商品は旧パッケージ

薄切りのタマネギと代替肉が収まっていて、肉は薄切り。表面がざらついていたり、筋が入っていたりと、その形状は本物の牛肉と見まがうほどだ。熱で縮れたような部分もあったりして、その造作には執念すら感じる。

全体が甘辛いつゆに浸っているので、そのままご飯にかければ“つゆだく”で食べられる。なお、撮影に使ったのは旧パッケージの商品で、現在は缶ではなく紙スリーブに収まっている。

紅ショウガを加えれば、まさに牛丼のできあがりだ

温かいご飯に汁ごとかければ、まさに牛丼だ(画像では1缶の約3分の2の量を使用)。代替肉を食べてみると、歯触りが不均一に感じられる。恐らくそのように造っているのだと思う。加熱した薄切り牛肉とそっくりの歯触りである。かんでいるとうま味がにじみ出てきて、本物の肉に近いものがある。ただ、匂いだけは大豆由来の豆腐っぽさを感じるが、タマネギと一緒に食べると気にならないレベルだ。

価格は1缶あたり750円。約1食分の量なので、これを高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれだけど、現在は代替肉がやっと認知され始めた時期である。将来的に需要が増え、生産量が増大すれば、もっと安価な商品も出てくると思う。

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そぼろ弁当にも使えて便利