ショート丈が新鮮 おじさんぽく見えないブルゾン3選

おじさんぽく見えないブルゾンの秘密は……

全国のアパレルショップの情報を集めたウェブメディア「FACY MEN(フェイシーメン)」。提供元のファッション系ベンチャー、スタイラー(東京・渋谷)が、月間100万人を超える利用者の閲覧情報を分析、次のトレンドを読み解く。




FACY MENの記事閲覧数を分析すると、「アウター」に関する記事が最も多く読まれていた。

アウターカテゴリーの中では、「スプリングコート」や「Gジャン」を取り上げた記事がよく読まれていた。外出する機会も増えてきた今、春に使えるアウターの新調を考えている人が多いようだ。

春アウターといえばトレンチコートやステンカラーコートが定番だが、今季はショート丈のアウター、いわゆるブルゾンを店頭でよく見かける。ここ数年主流だったロング丈を見慣れた今、新鮮に映るアイテムだ。とはいえ、ブルゾンを取り入れたコーディネートはカジュアルに見えやすい。この春、大人が選ぶならどんな一着がいいのだろうか。今回はFACYに登録する各店が薦めるブルゾン3着を紹介する。

スイングトップのイメージ一新 ゴアテックス採用の意欲作

「今年はショート丈のブルゾンの動きが非常によく、20代から50代まで年代問わず人気です。私自身、昨年よりショート丈を着る機会が増えていますね」

そう話すのは、東京・渋谷にある「Le Dome EDIFICE et IENA(ル・ドーム・エディフィス・エ・イエナ) 渋谷スクランブルスクエア店」のスタッフ、石井脩嗣氏だ。EDIFICEが「+phenix(プラスフェニックス)」、「迷迭香(まんねんろう)」と組んだ一着を紹介してくれた。

EDIFICEプロデュースのもと、「迷迭香」がデザインを手がけ、「+phenix」が生産を担当。新進ブランドのデザインセンスと老舗スキーウエアメーカーの物作りのノウハウが融合した一着だ。名作バラクータのG9をベースに、素材には防風・透湿性に優れる「ゴアテックス インフィニアム」を採用。+phenix × EDIFICE by 迷迭香/別注 GORE-TEX ハリントンジャケット 4万1800円

「スイングトップ(もとはゴルフ用ジャンパーの呼び名)はクラシックな印象が強いアイテムだけに、ともすればやや古臭いというイメージも持たれがちです。今回の一着はゴアテックス素材を使うことによって、スポーティーかつ今っぽい雰囲気で着られるようになった点が魅力ですね」

ひと口にブルゾンと言っても、MA-1のような襟のないタイプはカジュアルに見えやすい。石井氏によると、襟に高さのあるスイングトップは大人にもおすすめだという。

「ラグランスリーブで仕上げた肩回りのゆとりを生かした自然なシルエットの一着です。単にトレンドに寄せたビッグシルエットではないので、大人の方も手に取りやすいかなと思います。袖口をリブではなく、カフスの仕様にしている点もキチンとして見えるポイントですね」

しなやかで軽い着心地が特徴のゴアテックス インフィニアム。襟裏にプリントされる素材のネームもスポーティーな雰囲気
シャツのような袖口が上品

色はカーキとネイビーの2種類ある。店頭ではネイビーが人気とのことだ。おすすめのコーディネートも石井氏に聞いた。

「ショート丈のブルゾンはボトムスがスッキリ見えるので、ワイドパンツと合わせるとバランスがいいですね。大人っぽい雰囲気に見えるデニムスラックスを合わせてみるのはいかがでしょうか」

あえてロング丈のシャツに重ねたという石井氏。春はシャツとの重ね着も楽しみたい
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トレンドに左右されない“普通さ” 素材感を楽しむ一着