続々と登場する春のファッションアイテムの中から、何を選べばいいか。ファッション業界の洒落(しゃれ)者たちに、おすすめのアウターやシャツ、小物、シューズを挙げてもらうこのシリーズ、2回目の今回はブルゾンやアンサンブルニットなどの洒脱(しゃだつ)な名品と、その着こなしをお届けする。ここからあなたに最適な春の一品を探そう。
レザーブルゾンは一枚仕立てを軽快に羽織る
男性的な頼もしさを表現できるのがレザーブルゾンの利点。大人がこの春に着るなら、軽やかな一着で洗練された雰囲気を添えるのが、足取りが軽い季節にマッチする。
「街になじむよう、モードとカントリーをミックス」(ドゥエア・インク 手塚直樹さん)
■VALSTAR(ヴァルスター)
「カントリー調のレザーブルゾンが、都会の街並みになじむよう、モードとカントリーのミックスを意識した装い。ショートブルゾンなので、テーパードラインがきれいなパンツを合わせて洗練されたシルエットにしています」(手塚さん)。春らしい明るさを演出するため、インナーに白いニットTシャツを合わせるテクニックもぜひ参考に。
■RUFFO(ルッフォ)=左
レザーとは思えない、素材のしなやかさに誰もが驚嘆
フードの付いたベーシックなデザインをスマートなシルエットに仕上げたパーカタイプのレザーウエア。薄く柔らかで上質なレザー素材はラムナッパで、軽快さと高級感を併せ持つ。袖口とウエストをリブニットで切り替えており、より使いやすい工夫もみられる。裏地のない一枚仕立てで、軽やかさも見逃せない。29万7000円(バインド ピーアール)
■EMMETI(エンメティ)=右
大人が品よく着こなせる極上のライダーズジャケット
スペインの高級タンナーでなめされた、厚み0.4mmのラムナッパレザーを用いたシングルライダーズタイプのジャケット。武骨なライダーズジャケットとは異なり、上品さたっぷりなので、幅広いコーディネートに対応する。日本人の体形を考慮したパターンで、フィット感を出しながら、着心地のよさも追求した秀作だ。14万8500円(インテレプレ)