「トップガン」新作 トム・クルーズのアメカジは不滅コラムニスト いであつし

ジャストサイズのフライトジャケットが抜群に似合う(「トップガン マーヴェリック」(公開中)(C) 2022 PARAMOUNT PICTURES. CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED. 配給:東和ピクチャーズ)

盛り上がっていますねー、「トップガン マーヴェリック」。レディー・ガガが歌う主題歌はあちこちで流れてくるわ、筆者の周りにも「見てきた!」と言う人が大勢いる。共通点はほぼみんな前作の「トップガン」をリアルタイムで見たオジサン・オバサン世代ということ。筆者も還暦になって初のシニア料金で見てきましたよ。




いやぁ~、面白かった。まだ見ていない人にはネタバレになって申しわけないが、早くも冒頭から、空母から飛び立つ戦闘機をバックにケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」のイントロが流れ、一瞬で前作が公開された1980年代にタイムスリップしてしまった。真っ暗な映画館内のあちこちの席に、曲に合わせて小さくリズムをとる筆者と同世代のオジサンとオバサンがいて、一瞬で館内もデンジャー・ゾーンになってしまいました。

前作でフライトジャケットが流行

映画のプロモーションで、約3年ぶりに来日した主演のトム・クルーズ。相変わらずの神対応なファンサービスと、いつもながらネイビーのグラデーションでラフに着こなしたスーツスタイルも格好よかったが、今回は彼の私服ではなく、出世作のトップガンと新作のトップガン マーヴェリックに見るアメカジファッションについて検証してみたい。

サングラス姿も決まっている(「トップガン マーヴェリック」(公開中)(C) 2022 PARAMOUNT PICTURES. CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED. 配給:東和ピクチャーズ)

前作のトップガンが日本で公開されたのは86年12月。映画は大ヒットし、レイバンのサングラス「アビエーター」やカワサキのバイク「Ninja」、ネックレスの「ドッグタグ」など、劇中でトム・クルーズが身に着けていた多くのアイテムが日本でもはやった。

なかでも、フライトジャケット「MA-1」はちょうどDCブランドブームに陰りが見え始め、後の「渋カジ」ブームへと続く90年代アメカジブームのはしりとして大ブームになった。当時、多くの若者が東京・アメ横のサープラスショップ「中田商店」や、東京・渋谷の「バックドロップ」「ユニオンスクエア」「レッドウッド」「ナムスビ」といったアメカジのインポートショップでアヴィレックスのMA-1をこぞって買い求めた。

次のページ
実は「MA-1」ではなかった