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朝ドラのヒロインを経験すると、なぜ女優として大成するのか 日経エンタテインメント!

2012/6/25

 駆け出しクラスはもちろん、すでにキャリアのある女優でも、NHKの朝の連続テレビ小説のヒロインを経験すると、確実に腕を上げる。なぜならそこには朝ドラヒロインを待ち受ける「壁」があるからだ。そんな「朝ドラ道場」の中身を紹介する。
放送中の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」のシーン。頻繁に出てくる家族での食事シーンでヒロイン・梅子(堀北真希、写真上・右から2番目)のまわりには高橋克実、倍賞美津子、片岡鶴太郎、大島蓉子といったベテラン演技派がずらり。1回15分という放送時間の短さもあって、とにかくヒロインは出ずっぱりだ。

 戦後、食べる物にも不自由しながら、助け合って暮らす家族の中で、医者になる夢に向かって歩き出すちょっぴりドジな女の子――。

 NHK連続テレビ小説(以下、朝ドラ)の王道ともいえる要素がふんだんに盛り込まれた、今期の「梅ちゃん先生」が滑り出しから好調だ。

 ヒロイン・梅子を演じる堀北真希は、23歳の若さながら、学園ものや職業ものなど多数の連ドラに出演・主演実績があり、人気・実力ともに同世代ではトップクラス。朝ドラは主婦や高齢者など、民放の夜帯ドラマとはまた違った視聴者層から根強く支持されているだけに、今後は国民的女優としてさらにスケールアップしそうだ。

 2011年10月~2012年3月に放送された前作「カーネーション」のヒロイン・糸子役の尾野真千子も、映画「萌(もえ)の朱雀」(1997年・河瀬直美監督)での主演デビューから15年のキャリアを持つベテランだが、どちらかというと単館系映画のような個性派作品への出演が多く、お茶の間での知名度は高くなかった。糸子は梅子と逆に、やんちゃで気性が激しく、自分に正直な女性。その異色キャラが共感を呼び、後半になるほど視聴率は上昇、女優の知名度も一気に押し上げた。

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