腸の健康が全身を変える! いい腸になるとこんな効果が…

【 お通じ 】 菌がつくる「酪酸」が腸のぜん動を活性化

善玉菌の中に、短鎖脂肪酸の一種「酪酸」を分泌するものがいる。これが実は大腸の大好物。大腸は酪酸を取り込み、エネルギー源として利用。するとぜん動運動が促進されてお通じがよくなる。大腸は消費エネルギーの10%ほどを腸内細菌からもらっているという。

【 ダイエット 】 太りやすさに腸内細菌が関係する

腸内細菌と肥満の関係を比べた研究から、太っている人に多い菌、やせている人に多い菌などが知られている。太らせたマウスに、肥満になると減ってしまう菌を投与すると、マウスの肥満が改善されたという。ダイエットも腸内からという時代が来るかも。

【 脳の発達 】 腸に菌がいないと脳の成長に異変が

生まれたときから無菌状態で育てたマウスは、通常のマウスと比べて、危険を察知して避ける能力が劣っているという。脳の神経伝達物質の一種が、通常マウスより少ないためと見るられる。健全な“脳力”を獲得するためには、健全な腸内細菌が必要なようだ。

【 免疫機能アップ 】 腸内細菌の刺激で免疫が活性化

腸は免疫機能がとても活発な臓器。小腸のパイエル板という器官が免疫タンパク質(IgA)を腸内に放出し、病原菌などの侵入に備える。ところが腸内細菌は、免疫から攻撃されない。それどころか、腸内細菌の刺激で、パイエル板の働きが高まることが知られている。

次のページ
いい腸の作り方4大ポイント
ウェルエイジング 健康で豊かな人生のヒント