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携帯番号の謎、なぜ11ケタ? 070追加のワケ 編集委員 小林明

2013/12/20

今年11月から携帯電話の番号に「070」が追加されたのをご存じだろうか?

携帯電話の番号といえばこれまで「090」や「080」で、「070」はPHSの番号だった。だが、「070」に携帯電話とPHSが相乗りすることになったのだ。

なぜ「070」が携帯電話の番号として開放されたのか?

なぜそもそも携帯電話の番号は11ケタなのか?

これまで「0△0」の番号体系はどんな変遷をたどってきたのか?

取材を進めていくと、意外な事実や興味深い秘話が浮き上がってきた。そこで、今回は身近な存在であるケータイ番号のウンチクについて紹介する。

まず「0△0」タイプの番号体系について確認しておこう。

■「030」「040」「060」などが空き番号

現状では左表のようになっている。

「010」は国際電話、「020」はポケベル、「030」と「040」は未利用、「050」はインターネット技術を活用したIP電話、「060」は携帯通信と固定通信を融合したFMCサービス(未指定)、「070」はPHSと携帯電話の相乗り、「080」と「090」は携帯電話――といった具合だ。

「030」「040」は将来の新たな需要のために温存されており、「060」も用途は定められているものの、実際には使われていない。つまり、「030」「040」「060」は「空き番号」になっている。

では、なぜ「070」を携帯電話に開放することにしたのだろうか?

携帯電話とPHSの番号の変遷を簡単にさかのぼってみよう。

■「070」の未使用番号をケータイに

番号体系が10ケタから現在の11ケタに増えたのが1999年1月のこと。

元日の午前2時を境に、国内一斉に切り替えられたので、記憶に残っている方も多いだろう。それまでは「050」「060」をPHS、それ以外の「010」「020」「030」「040」「080」「090」を携帯電話の番号として使ってきたが、ついに携帯電話の急速な増加に追い付かなくなり、11ケタに増やすことにしたのだ。

新たに「070」で始まる11ケタの番号をPHSに、「090」で始まる11ケタの番号を携帯電話に統一した。これに伴い、携帯電話の番号容量はそれまでの6000万から9000万に拡大。さらに2002年3月には「080」も追加され、携帯電話の番号容量は1億8000万にまで膨らんだ。

しかし、携帯電話の台数は、この措置でも追い付かなくなるほど急速に増え続けた。そこで今回、「070」の中でもPHSが使っている「070―5」と「070―6」を除いたすべての番号を携帯電話に開放することにしたのだ。

これが大まかな歴史である。

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