軽井沢は物件不足

特に軽井沢は中古の空き物件が少なく、コロナにより新規の建設工事も遅れています。一方、テレワークで移住や2拠点生活をする人の需要が増えています。総務省の人口移動報告によると、昨年1年間で全国の町や村から出て行った人より入ってきた人の数が多かったランキングでは、軽井沢町は567人と全国トップ。になっていて、2年前と比べて4.6倍です。軽井沢の富裕層向けの別荘は1億5000万~2億円が多いのです。最近では物件単価が2000万~3000万円高くなっています。人気を反映しが軽井沢の公示地価は1年前に比べて10%上昇します。

人気の地方の物件はコロナ禍で実際に見に行くことも難しくなっています。そこで不動産会社は様々な工夫をしています。リストインターナショナルリアルティでは、高級不動産のポータルアプリを開発。スマートフォンを通して新着物件情報を提供するほか、ドローンを用いて空中から撮影した外観映像を見られるようにしました。

コロナが収束し、人々の海外旅行を含めた人々の動きが平時に戻れば国内リゾート物件の人気は落ち着くのでしょうか。海外旅行を含む遠出が平時に戻っても国内のリゾート物件の需要が急に冷え込むことは考えにくいという声が多いです。高級別荘を所有する経営者同士でコミュニティを形成する傾向にあります。こうしたコミュニティが強固になると需要は安定します。私もこうしたコミュニティに入れるよう頑張りたいですが、時既に遅しかもしれません。

(BSテレ東日経モーニングプラスFTコメンテーター 村野孝直)

値段の方程式
BSテレ東の朝の情報番組「日経モーニングプラスFT」(月曜から金曜の午前7時5分から)内の特集「値段の方程式」のコーナーで取り上げたテーマに加筆しました。
MONO TRENDY連載記事一覧