仕事の TO DO リストを英語で
以上の4つのポイントを使って英単語で予定を書くことに慣れてきたら、次は TO DO リストを書いていきます。単語は名詞だけを書くことが多いですが、それに動詞をプラスしていきます。ポイントは2つあります。
(1)主語を省略して基本の動詞を使う
予定はほぼ自分のことですので主語を省略して1センテンスを作ります。
シンプルな基本の動詞を駆使します。時制も現在形にします。予定の単語で覚えた前置詞や略語なども使っていきましょう。リストにはチェックボックス(□)を書いて、予定を終えたらチェックマーク(レ)を入れていきます。
仕事の TO DO リストによく使う基本の動詞例
□ _に会う meet ___
□ _へ行く go to ____
□ _さんにメールする email _____
□ _に参加する attend ___
□ _を提出する submit ___
□ _を準備する prepare ___
□ _を買う buy ____
□ _を送る send_____
《例》
11時に見積もりを提出 → □ submit estimate @11am
(2)敬称や肩書も省略
英語圏では上司も姓ではなく名前で呼びます。敬称や肩書は長くなりますので省略してOKです。しかし日本で上司の名前を呼ぶのはどうしても違和感がありますので Mg. = manager (主任)や Mr. と書いてもいいですし、san と書いてもOK。S.K とイニシャルでも良いすね。
《例》
上司Kさんに今日の午後メールする → □ email Mg.K this afternoon
とりあえず今日から次の連載まで、手帳に予定を英単語で書いてみて、慣れたらTO DOリストを書いてみてみてください! この連載は2週間に1回の掲載です。人は2週間、同じことを毎日続けると習慣になる――ということを聞いたことがあります。習慣になってしまえばこっちのもん! 続けていけば良いだけです。
次回は仕事の目標の書き方などをお送りいたします。お楽しみに。
私の生徒さんからこれまでに寄せられた質問をもとに、皆さんのお役に立つであろうQ&Aをご紹介します。
Q:スマホを使って書いてもいいですか?
A:はい、いいですよ。ただ英語学習という点から考えると、紙に字を書いた方が覚えるので、まずスマホでメモしてから手帳に書いていくのが良いかと思います。なるべく筋肉や五感を使い、「英語も身体のトレーニング」と思ってください。
Q:ネット翻訳を使っても良いですか?
A:これは英語学習の面からするとダメですね。例えるなら、腹筋を鍛えたいと思った人が腹筋をやっている人の動画を見続ける、みたいなもので実際に腹筋してないよね? ということです。ただ仕事で時間がないのに、調べて書いて、とはやっていられないですよね。そのときは方便としてネット翻訳を使ってしまいましょう、と生徒さんにもお伝えしてます。だたし、その後は必ず自分の力で書いてみることが必要です。

神林サリー Sally’s English Lesson主催、英会話英語学習本作家。大学の専門は英米文学。アメリカ留学後は、ファッションモデルをしながら通訳・翻訳学校でプロの英語を習得。バックパッカー、オーストラリアでの就労経験、大手英会話学校の講師、外資系企業勤務の経験を生かしてレッスンを提供。主な著書に「Easy&Fun!英語で手帳を書こうなど。