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就活生にいま考えてほしいこと 内定あってもなくても

人事部の視点(23)

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NIKKEI STYLE

 就職活動の学生と企業の接点である採用担当者が自身の体験や就活生へのアドバイスを語る連載「人事部の視点」。今回のテーマは「今してほしいこと」。国が発表した10月時点の大学生(21年春卒業予定)の就職内定率が5年ぶりに70%を割りました。コロナ下の厳しい現状に直面している就活生へのメッセージを2回にわたってお送りします。

皆さんこんにちは。航空会社のフジドリームエアラインズで総務人事を担当しております小山仁です。今回は現在の就活生が置かれている状況を2つのパターンに分けて考えたいと思います。

【1】内定をもらい、就職先が決まっている人へ

第1志望に内定した方、内定はあるけれど正直にいえば納得していない方など、就職先が決まっている場合でも、いろいろな方がいると思います。

現時点でベストの選択

でも、結局はご自身が決めたことです。ですから今、そういう方にお伝えしたいのは、自分の感情はともかく「その進路が自分にとって、現時点ではベストの選択肢である」とまずは信じることです。前向きに仕事をしなければ、うまくいくものもうまくいきませんからね。

そして、残りの学生生活はわずかですから、自分の思う通りに時間を使ってください。いろいろな人と向き合い、知識、文化、価値観と出合ってほしいですね。コロナ禍の中ではなかなか難しいところですが、デジタルツールも使いながら、本や映画にたくさん触れると良いと思います。

あともうひとつ。自分の友達で内定がない人がいたら、ぜひ声をかけてあげてください。アドバイスや情報を提供するのはもちろん、話を聞くだけでもいいです。必要以上に悩んでいたり、孤独を感じたりしている人が多いと思いますので。

【2】内定が一つもない人へ

焦ったり、不安に思ったり、自分を否定したり、いろいろと悩んでいると思いますが、まずは次の2つの厳然たる事実を認識してほしいと思うのです。

(1)内定がないのは、ただ単に「自分(の志向や適性、実力)に合わない会社ばかりを受けていただけ」のことである。
(2)落ち込んだり、嘆いたり、すさんだり、引きこもったりしていても、何も解決しない。

まずは(1)から解説していきます。日本には一体、企業がいくつあるかご存じですか?

総務省統計局のデータなどから推察すると、実は400万社弱が存在すると思われます。そのうち大手ナビサイトに登録している会社ですら2万~3万社もあります。

皆さんが(エントリーではなく)実際に受けた会社は、多い方でもせいぜい数十社であり、100社以上という方はまれでしょう。今年はコロナ禍の影響もあって、採用を控えた会社も少なくなかったのは事実ですが、それでも皆さんが受けた会社数は全体からみればほんの一部です。そこでぴったりの会社に出合える確率は、実はかなり低いのではないでしょうか。内定を承諾した方も、その会社が自分に合っているだろうと「思っている」だけです。本当のところは入ってみないと分かりません。

自分に合わない会社に入ったところで、長続きもしないし、不幸になるだけなので、むしろそういうことにならなくて良かったと捉えてください。

続いて(2)です。周りの友達は就活を終えている人も多く、すでに後輩も就活を始めている中で、ひとりで悶々(もんもん)としたり、やる気も起きなくて、閉じこもりがちになったりするのは当然だと思います。ただ、それで何も行動を起こさなかったら、その状態がずっと続くだけです。

そこに一体何の意味があるのか、ということです。学生生活は永遠ではありません。必ず終わりがあります。その貴重な時期を「現実から逃げ回る形」で終わらせてしまうのはあまりにもったいないと思うのです。

逢うべき人に必ず逢える

では、具体的にどうするのか? とにかくアクションを起こす=行動することです。

やっぱり一般企業に就職したいと思うのであれば、採用を続けている会社やセミナーを探し、参加してみる。まだまだ来年2月ぐらいまでは確実にどこかで実施されています。

あるいは、すっぱりと来春の入社を諦め、2022年4月入社を目指して、就活を新たに始める。

はたまた他の選択肢(公務員、資格取得、進学、起業など)を検討して、そのために動く。

さらに大事なのは、行動を続けることです。一回アクションしてもすぐに結果が出る訳ではないので、継続することが何より肝要です。成功の絶対条件は「成功するまで続けること」ですから。

もちろん、同じ失敗は避けねばなりませんので、いま一度、自分の志向、適性、実力を確認し、それに合った選択肢に挑戦してください。

希望の会社に入れて本当に幸せなのは、入社後しばらくの間だけかもしれません。好きだったから、いつまでもうまくいくとは限らないですからね。幸せが続くためには「相性」も大切です。

人生には自分で決めたりコントロールしたりできないことがたくさんありますが、積極的に自己選択できる余地も大きいと思うのです。せめてその部分は、他人や何かに委ねず、自分で決めましょう。せっかく決める権利を持っているのにそれを放棄するのは、とてももったいない。自分の人生の主人公は自分ですから、自分で選び、自分の望む生き方をしてほしいと強く願います。

哲学者・教育学者の森信三(1896~1992)の言葉で私が大好きな言葉があります。最後にそれを紹介します。

人間は、一生のうちに逢(あ)うべき人には必ず逢える。

しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。

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