効率重視でキャリア構築 「分ける・早めにやる」がカギ第5回 キャリアサバイバル(1)効率アップ

写真はイメージ =PIXTA
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キャリアを立ち上げるためには効率がダイジ

ある仕事に新たに就いたとき、効率が悪いとすぐ悪循環に陥ります。

・同じ仕事をするのに同僚より時間がかかりすぎる→評価も下がるし自分も疲れる→効率がもっと落ちる→ドウデモイイ仕事に回される→モチベーションも下がる→……

仕事の効率ってダイジなのです。これなくして意識的なキャリア構築は成り立ちません。なのにヒトはいつも効率アップではなく締め切りと戦っています。追い込まれたときこそ、ヒトはものすごいパワーを発揮するから。

でもそれは多くの場合、勘違い。交通渋滞の中で必死に他車をかき分けているのと同じです。何十台と抜いた気がするでしょうが、そもそも渋滞にハマっているのですから、スピードも遅いし、燃費も悪いし、到着時間も遅い。同時に他車、つまり他の仕事が後回しになるので、そのツケがすぐ回ってきます。結局、トータルの生産性は低いのです。

それをなんとかするために、多くの「整理術」や「働き方」の本は叫びます。曰く、定位置を作ってそこに納めろ、いやそんなことせずに積みあげろ、すべて電子化して検索自在にせよ、メールもためずに即レスして消せ、予定を全部書き出せ……。

それくらいじゃ、仕事の流れは本当にはスムーズになりません。例えば、コミュニケーションをただ素早くするだけだと、仕事もメールも増えたりします。大切なのは、迅速に(即レス)だけでなく、早めに(先手)やること。火事場でバカ力を出すよりも、火事にならないように防火や耐火建築に励みましょう。渋滞しないために車自体を減らしたり、選んだりしましょう。

そのための4ステップ、

1 分ける――――高速道路に乗るべき車と、そうでない車を分ける
2 減らす――――そもそも車(仕事)自体を減らす。車を流す手間も減らす
3 早めにやる――渋滞に巻き込まれないように、早めにスタートする。渋滞地点に着く前に、手前で車(仕事)を片付ける
4 習慣にする――整理疲れして逆効果にならないように、習慣化する

のうち、本稿ではまず手をつけやすい1と3を紹介します。

「分ける」:こだわりレベルを決める

まずはすべてのテーマ(仕事でも私事でも)を事前に「分ける」こと。

何を高速道路に流し、何を流さないのか。どのテーマにはまじめに取り組み、どれは放っておくのか。それを徹底することは大富豪への道 でもあります。

そのための「分ける」視点は、

1 「こだわるもの」と「こだわらないもの」に分ける。
2 「決め方」を分ける
3 「コミュニケーションルート」を分ける

の3つ。そして、そこでできた時間の余裕を、まずは仕事に再投資して好循環を生みましょう。

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