おしゃれ磨き心も強く 大学デビューでなりたい自分に大学デビュー(上)

新型コロナウイルスの影響は気になりながらも、新生活のはじまりを前に「『大学デビュー』どうしよう?」と悩んでいる新入生も多いだろう。メークしたことないけど、どうやって覚えるの? 制服がなくなるけど、みんな何着てる? そもそも、デビューしないとだめ? なんのために大学デビューする? そんな疑問に答えるべく、先輩たちとおしゃれの達人に聞いてみる。

と、その前に「大学デビュー」とは何か。お父さんお母さん世代に解説すると、それは環境が大きく変わる大学進学を機に、服装やメークなどを見直してイメチェンすることだ。過去を気にせず「なりたい自分」「見られたい自分」に変身することで、自分にまとわりついていたイメージの殻を破る。新たな出会いのきっかけとし、充実した大学生活につなげるためだ。

まずは先輩の声を聞いてみよう。

きっかけは高校時代の失恋

東京都内の大学4年、鵜沼比呂さんは高校時代に失恋し「大学で絶対イケメンとつきあうんだ」と決意。大学に入学してすぐに美男美女ぞろいで有名なサークルに入った。そこで「結局、男子は見た目がかわいい子たちに寄っていくんですよ」と気づくと、アルバイトでためたお金でエステに通い、肌をしっかり手入れ。ちょっと遅れての大学デビューに動き出した。

メークや洋服、しぐさは、大好きな女性タレントを参考にした。雑誌やSNS(交流サイト)でチークの色やアイメークを細かくチェックしただけではない。タレントが主演したドラマの動画を何度も見て、話し方やしぐさをまねた。「まねしている姿を自分で写真や動画を撮ってみたんです。正面だけじゃなくていろんな角度から撮影して自分がどう見えているか研究した」という。

気持ちも大きく変わった。「以前は自分よりかわいい子がいると萎縮しちゃったけど、今は自分の魅力をめいっぱい引き出す努力をしているって胸を張れるから、どんなところでも積極的に話せる」

入学当初に入ったイケメンぞろいのサークルは辞め、代わりにいろいろなイベントに顔を出すようにした。社会人の知り合いが増え、インターンの機会にも恵まれた。今は「一緒にいると楽しいって言ってもらえることがあってうれしい」と笑う。

都内の女子大を今春卒業するアキコさん(仮名)も、高校の卒業式当日に1年以上つきあっていた彼に振られたのが転機になった。「大学に入ったら見返したい」。髪をブリーチし、メークを研究。「メークの練習はお風呂に入る直前。すぐに落とせるから」。入学後は他大のサークルに入り、とびきりかっこいい幹事長の先輩にアプローチし、見事告白された。

しかし「つき合い始めてようやく気づきました。見返したくて彼氏という装備を求めただけだった」。平謝りして交際を断り、サークルもやめた。「私、なにやってるんだろう」。自分がいやになった。

しばらくして、女子学生と社会人が参加するファッション系の学生団体に出合った。すてきな先輩女性がたくさんいた。「外見だけでなく、内面から磨いていこうって気づいたら、他人も自分も認められるようになった」。ようやく大学生活がここから始まったのだという。「大学デビューするとしても、恋愛を一番に置かないこと! 相手に合わせるだけだと自分自身に向き合えない。大学は自分を成長させる時間と考えて」というのが、アキコさんのメッセージだ。

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