変わる人事制度の対処で見える 出世する人としない人20代から考える出世戦略(76)

多くの人は気づきを得て、自分が変化に否定的になってしまっていることを知ります。そして後述するようなあるべき行動をとるのですが、一部の人たちは「広言」を始めます。

こんな記事を見て自分が変化に否定的だったことに気づいた、と。

そのことについて私は違和感を持つのです。

なぜならそれは「強い意見への従順化」だからです。ポジティブさの獲得ではありません。そしてそれは最悪の状態へ向かう第3のステップに他ならないのです。信頼できる新聞社の記事に「ポジティブになるべきだ」と書いてあったからそれに従順に従ってしまう状態です。

もちろん多くの人たちは、自分と異なる意見の記事などから、本当に気づきを得ることが大半です。けれども一部の人たちは、自分が情報を得たことを広言することで、本来とるべき行動を忘れてしまいます。それが「気づいてないこと」の広言になってしまっているにもかかわらず。

では、本当に気づいた人たちは一体なにをしているのでしょう。

気づいた人は目の前のことに注力する

仮に会社で起きている大きな変化があるとしましょう。たとえば人事制度が変わって、そのことについて大きな不満を持っていたとします。これまでは毎年給与が1万円増えていたのに、新しい人事制度になったら上司に評価をされることになったような状況です。上司の評価が高いときには2万円給与が増える可能性があると言います。けれども悪いときには増えなかったり、最悪の場合には減額されることもあると言います。

なんてひどい人事制度だ、と悪態をつき、こんな状況は信じられない、と落ち込んでしまっていた状況で、仮に「変化した人事制度を受け入れることが成長につながる」と聞いたとします。

「なるほど! 変化した人事制度を受け入れることが大事なんだ。私はそのことをみんなに知らせよう!」

という行動が広言です。

けれどもこのタイプの人は期末に実際に評価を受けたときに、思ったよりも自分の昇給が少ないとやはり落ち込んでしまいます。

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