使う頻度少ない家電は新型に 「脱・休家電」のススメ戸井田園子の白物家電トレンドキーワード

「脱・休家電」その1 オーブントースター

オーブントースターの弱点は、トースト以外の調理になかなか応用できない点でしょう。オーブントースターの庫内には上下にヒーターがついていて、上下同時に焼く仕組みになっています。温度設定は100~230度程度ですから、ピザやグラタンなど表面に焦げ目をつける料理は調理できますが、大きな肉を焼くなど本格的な調理には向いていません。そもそも庫内のスペースも広くないので、大きな食材は入りませんし。必然的に朝トーストを焼くくらいしか使わなくなってしまいます。バルミューダの「BALMUDA The Toaster」がブームに火をつけた、パンを焼くのに徹底的にこだわったタイプのトースターならさておき、普通のトースターで貴重なキッチンスペースを占有するのはもったいない。

そこに目をつけたのがテスコムの「低温コンベクションオーブン TSF601」です。オーブントースターにコンベクション(熱風循環できるファン)が搭載されています。そして、トースターでは珍しい100度以下の温度設定ができるようになったことが進化点。35~230度の間を20段階で温度設定できるため、低温・乾燥調理が可能になりました。

「低温コンベクションオーブン TSF601」(テスコム)。実勢価格1万5000円前後(価格は1月中旬、家電量販店のネットショップで確認。以下同)。35~230度の間を20段階で温度設定できるため、低温・乾燥調理が可能に

TSF601ならサラダチキンやローストビーフなどの低温長時間調理ができます。低温とファンを組み合わせたモードを使えば自家製ドライフルーツやビーフジャーキーなどの低温乾燥調理が、高温とファンを組み合わせたモードを使えばヘルシーな唐揚げなどのノンフライ調理が可能になります。

同様の商品の先駆け的存在に、シロカの「ノンフライオーブン」があります。文字通りノンフライ調理ができるオーブントースター。現行品「SCO-501/SCO-502」に100度未満の低温は非搭載ですが、ノンフライ調理ができるだけでも料理の幅は広がります。これらを導入すれば、朝食にしか使わなかった休家電が、夕食や休日の食事にも使える活家電になるはずです。

「脱・休家電」その2 ホットプレート

買った直後は毎日のように使っていたのに、いつのまにか休家電になっている家庭も多いホットプレート。使われない理由はキッチンの棚からダイニングまで運ぶのが面倒だから。ホットプレートを活家電にするには、記事「休日料理は終日リビングで ミニホットプレート3選」でも説明したように、すぐにダイニングに取り出せるようにすること。極端な話、ダイニングテーブルの上に出しっぱなしにしておければ、使用頻度は一気に増えるのです。

出しっぱなしにしておくために必要なのは、ダイニングでも違和感のないオシャレなデザインとコンパクトなサイズ。記事「美容・カメラ・調理 女子の『秒で買うかも』家電」で、読者モデルが「デザインがかわいすぎて買っちゃった」とブルーノの「ブルーノ ホットプレート」を紹介していましたが、そのほかにもタイガー魔法瓶の「ダイニングプレート」、レコルトの「Home BBQ」など、この視点から生まれたホットプレートがいくつも登場しています。これらも「脱・休家電」の一つでしょう。

「ダイニングプレート」(タイガー魔法瓶)。実勢価格1万円前後。その名の通り、ダイニングにおくホットプレート。コンパクトサイズなので、出しっ放しにしても邪魔にならない
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