2020/1/10

しかし、4年生になった今では、インターンで培ったWEBマーケティングスキルを生かして時給換算で3000~4000円の仕事をしています。また、在学中に、独学でTOEICのスコアを400点以上向上させています。

松尾さんがまず考えたのは「自らの市場価値を知る」ということでした。時給1000円ではなく、時給1500円稼ぐには、何が足りないのか。それがうまくいくのか、いかないのかは、学生時代は失敗が許されますから、気にしなくていいのです。

「4年間、学んでみて思うのは、大学2年時に始めたインターンシップ経験が転機でした。インターン先では、主にWEBマーケティング業に従事し、WEBメディアの運営戦略立案と社内エンジニアと共同で立案した戦略を実行していきました。その仕事を始めた当初は、マーケティングなんてさっぱり分からなかったのですが、社員の方にマーケティング的思考の神髄のようなものを伝授していただき、その職種の面白さを実感することができました」

またそれと同時に、マーケティングや戦略立案の仕事は、あらゆる仕事の上流にあたるものなので、誤った戦略を立案し、実行の指示を与えてしまうと、社内の多くの人間に多大な影響を与えてしまうという責任感も感じました。実際に、まだその責任感を理解できていなかった頃、浅はかな企画を立案したところ、エンジニアの方に「仕事の指示をするということは、なぜその作業をする意味があるのか、何が優先すべき点なのかなど、全ての質問に答えられるようにしなさい」とアドバイスをもらいました。

「学生の間に、特定の職種のやりがいや責任感を知れるのは大きな経験となりました。その経験を基に将来的にはより大きな組織で、日本だけでなく世界的に影響を与えるようなマーケティング業務がしたいと思うようになり、就職活動の軸が決まりました。アルバイトの経験のみで、卒業後を決めてしまうのは、リスクだと思います」

松尾さんが、かなり実践的にビジネススキルを習得されてきた様子がわかりますよね。これを読んでみて、「自分にはできないなあ」と思った人に向けて、4年生の森千晶さんのエピソードをお話しします。

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視点の転換で大学の授業への取り組み方も変わる