年末年始の旅行や外出を快適にするアイテムを紹介する特集。前回は暖かい海外への旅行で便利な「たためるダウンジャケット」を紹介したが、今回は寒い場所へ行くときに力を発揮するヒーター搭載ウエア。モバイルバッテリーを使用し、衣服に内蔵されたヒーターを稼働させることで保温力をアップする。初詣などでも寒さを気にせず外出することができる。
アウターにもインナーにも/ミズノ

背中部分にヒーターを搭載したミズノの「サーモブリッド」。カーボンファイバーヒーターを使用しており、しなやかで自然な着用感が特徴だ。ヒーターは、ジャケット内側のスイッチを長押しすると電源がオンになり、即座に熱を発して衣服内の温度を高める。
温度は3段階に設定でき、スイッチ部のランプの色で設定温度を確認可能。大容量のリチウムイオン電池が付属し、「強」約2.5時間、「中」約5時間、「弱」約7.5時間と、長時間連続使用できる。
本体に使用している芯地(しんじ)には、同社独自の吸湿発熱素材「ブレスサーモ」を使用。これは人体から発散する微量の水蒸気が繊維に吸着することで発熱する素材で、吸湿力にも優れ、ウエア内をドライにキープできるという。そのためヒーターオフの状態でも保温性が高く、ヒーター機能を活用することで秋から春先まで幅広いシーズンに対応する。
また、ノーカラーなので初秋のアウターとしても真冬のインナーとしても活躍。タウンユースはもちろんのこと、ゴルフなどのスポーツやアウトドアシーンにも最適だ。
「例年通り11月に入ってから売り上げが伸びている」と話すのは、ミズノのライフ&ヘルス事業部、大西杏奈氏。「冬場にアウトドアアクティビティーを楽しみたい」「寒い日でもスタイリッシュにファッションを楽しみたい」「家の中で着用して暖房費を抑えたい」など、幅広い用途で支持されているという。