「きょう、私はどうしてここに来てしまったのだろう。来なければよかった」
前回はデートの最初から女性がこう感じてしまうような服装にならないよう、注意ポイントをお伝えしました。服装は最初に目にはいることから、女性が「がっかり」を感じるか「期待感」を持つかを大きく左右します。しかし、デートの中身も肝心です。間違った態度をとってしまうと「二度目は無いな」と思われてしまいます。
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さて、よく聞く「がっかり」ポイントは以下の3つです。
1.お店の人に対する態度
2.食事の仕方やマナー
3.エスコート
■1.お店の人に対する態度
ネットニュースなどで時々目にする「ボーイフレンドと別れようと思ったとき」で、いつも1位などの上位に来るのは、「ボーイフレンドがお店の人に横柄な態度で接するのを見たとき」です。

「ボーイフレンドと別れようと思ったとき」で、いつも上位に来るのは「お店の人に横柄な態度で接するのを見たとき」(写真はイメージ)=PIXTA
その理由として女性が挙げたものの中にはこういう声がよくあります。
・「単純に、乱暴で狭い了見の人間と思ってしまう」
・「客の立場を利用して威張り散らすような器の小ささがいや」
・「このまま付き合ったら、将来自分があんな言い方をされそう」
一方で、もともと乱暴な素養のせいではなく、意図的に威張った態度をとる人もいます。その人は、「自分のほうが偉いことをきちんと示したかった」「なめられてはいけないと思った」という理由で、「けん制」のようなつもりで横柄な態度を取る場合もあるということです。これと似たような理由で、上司になったばかりの時にわざと横柄な態度を取る人がときどきいます。
でも、このような態度は、相手にいらない反発や反抗心を生み、結果良いサービスを受け損ない、またデート相手や周囲にも「器が小さい」と見られるだけです。これは部下に対しても同じです。むしろ相手を選ばず、きちんと丁寧にモノが言えるほうが、「大きい人間」に見えます。もちろん、そういう態度で接した相手からは好意や良いサービスが返ってくるものです。
逆に、男性がお店の人と親しげにして「常連顔」を見せまくる、というのにもデート相手の女性は少し引いてしまいます。その女性がいつも一緒に同じ店に来ていて、同じく「常連」であれば別ですが、特にまだ初期のデートの頃であれば、女性だけが疎外感を感じるケースは多いのです。