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ベンツ・ポルシェ…欧州バッテリーEV車、日本に続々

2019/10/7

電気モーターだけを搭載する電気自動車(BEV)。今後はどうなっていくのか

エンジンと電気モーター両方で走るハイブリッド車ではなく、電気モーターだけを搭載する電気自動車(BEV)が欧州メーカーを中心に続々登場している。なぜ各社はこの分野に力を入れるのか。そして日本市場でBEVはどんな役割を示すのか。自動車ジャーナリストの渡辺敏史氏が解説する。

◇  ◇  ◇

オリンピックイヤーを前に、自動車業界においてはBEV=バッテリーEV車、すなわち純然たる電気自動車のカテゴリーが盛り上がりをみせています。というのも、ここ何年かでアナウンスされていた海外ブランドのBEVが、相次いで日本市場へ投入されているんですね。

今年に入ってまず日本に上陸したのはジャガーの「I-PACE」(記事「ジャガーEV 俊敏に走る都会派SUV 問題は充電環境」参照)。そして7月に日本仕様が発表されたのはメルセデス・ベンツの「EQC」。間もなく日本発表が見込まれるのがアウディの「e-tron」。これらに加えて9月のIAA=フランクフルト国際モーターショーと相前後して、ポルシェの「タイカン」、VWのBEV向けサブブランドとなる「I.D.」の第1弾などがお披露目となりました。

ジャガー「I-PACE」
メルセデス・ベンツ「EQC」
アウディ「e-tron」
ポルシェ「タイカン」
VW「ID.3」

これらはいずれも欧州ブランドの話ですが、じゃあなんで彼らがこんなにBEVに熱心なのかという疑問が湧いてきます。

これには大きく2つの理由が挙げられます。

■大気汚染解消のシンボルとして

まずひとつは足元の欧州で、厳しい二酸化炭素(CO2)の排出量規制が始まることです。2021年以降は販売された全ての新車の排出量平均を95g/km以下に収めることが求められます。超過分には収益を大きく圧迫する厳しいペナルティーが課せられますから、メーカーとしてはCO2排出量をゼロでカウントしてもらえるEVをできるだけ多く売っておきたい。

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