リーダーが語る 仕事の装い

憧れは清志郎さん 教壇は講師にとってのステージ 代々木ゼミナール英語講師 西谷昇二氏(下)

2019/8/9

「まあ僕は服で訴えるよりは、まず授業をしないといけない。いまの子は目が肥えていて講師の個性が目立てばそれだけ逆に厳しくなりますから、自信が無いなら地味にしているほうがいいです。僕は教え方には自信がありますが、目立ちすぎず、適度にしているかな」

バックパックが好き。魔除けとしてクマの爪のアクセサリーをつけている

――装う、ということはどういうことでしょう。思いにあてはまる、英語の表現はありますか。

「マット・デニスが作曲したジャズの名曲『Violets For Your Furs』(コートにすみれを)が思い浮かびます。歌詞を簡単に言うと、マンハッタンでお金のない男性が毛皮のコートを着た女性にすみれの花をプレゼントする。寒い冬のニューヨークでコートに付けたすみれがマジックを起こす。すみれに積もった雪が解けて夏の露のように光り、恋がはじまるっていうもの」

ジャズやロックをこよなく愛す。レコードは4000枚を所有する

「ブランドにこだわるというよりも、ブランドを自分のテイストでどう着て、そこにすみれのような、自分の何かを付け加えられるかどうかだと思う。Violets For Your Furs. 日常性が劇的に変化する、それがファッションのいいところじゃないかと思います」

(聞き手はMen's Fashion編集長 松本和佳)

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