スイスの高級時計ブランド「ブレゲ」は主力コレクション「マリーン」に、ケースからブレスレットまで素材に耐久性に優れ軽量なチタンを採用した3モデルを追加した。
日付表示付きの「マリーン 5517」、クロノグラフ(ストップウオッチ機能)搭載の「マリーン クロノグラフ 5527」、アラーム機能、第2時間帯表示と日付表示を備えた「マリーン アラーム ミュージカル 5547」で、サンバースト(放射状文様)スレートグレー仕上げを施したゴールド製の文字盤(ダイヤル)を組み合わせた。
「クラシック 5177 グラン・フー・ブルーエナメル」は「グラン・フー・エナメル」(文字盤にガラス質の塗料を塗布し、高温による焼成を繰り返して発色させる技法)に初めて、ブレゲの針に用いられる「ブレゲブルー」を取り入れた。ブレゲのネオクラシック様式に着想を得ながらも、新鮮なタッチを加えたという。
「クラシック トゥールビヨン エクストラフラット スケルトン 5395」は厚さ3ミリメートルの極薄型ムーブメント(駆動装置)を搭載した。自動巻きトゥールビヨン(重力による誤差を修正する機構)ムーブメントでは「世界で最も薄いものの一つ」(同社)という。ムーブメントの素材の約50%を削減、ブレゲとして初めて全面的にスケルトン化したモデルを実現した。
ブレゲは1775年、「天才時計師」と呼ばれるアブラアン-ルイ・ブレゲがフランス・パリに創業したブランド。1815年、ルイ18世から、初代ブレゲがフランス王国海軍時計師の称号を与えられた歴史を持つ。
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