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軽くて実用的 最軽量レッツノート、津田大介の評価は

2019/5/16

文書ファイルやWebブラウザは、縦で見られる方が便利なので、外出先でじっくり企画書を読み込んだりネットサーフィンを楽しんだりする人は便利だろう。プレゼンや打ち合わせの際、タブレットスタイルにして机に置けば全員で閲覧しやすいというメリットもある。ただiPadやAndroidタブレットと同じような使い方を期待すると不満を感じるかもしれない。

タッチパネルになっている液晶はノートパソコンとして使うときに便利だ。画面を拡大したいと考えたときも、タッチパネルなら直感的に操作できる。仕事をしていると細かな文字や写真を見るために拡大することが多いので、この機能は付いていると重宝する。

タブレットスタイルでも使えるが、Windowsはタブレット用の便利なアプリがほとんどないので、用途は閲覧中心になるだろう
タッチパネルになっている液晶はノートパソコンとして使うときに役に立つ。ピンチ操作で画面を拡大できるのが便利

■コンパクトなサイズでも実用的なマシン

今回試用して感じたのは、細かい部分の使い勝手の良さだ。

コンパクトな本体サイズなのにキーボードは窮屈ではなく、打ちやすかった

本体サイズが小さいにもかかわらず、キーボードはそこまで窮屈ではなく意外と打ちやすかった。キーストローク(キーを押したときに沈み込む深さ)は1.5mmで特別深くはないが、しっかりと沈み込んで打鍵感がある。このあたりの作り込みは、ビジネスマンを中心に愛用されているレッツノートらしい。

B5サイズ相当の10.1型なら、ある程度小さなカバンでも入れることができる。RZ8は、拡張性やスペックも含め、コンパクトながらも実用性の高いマシンといえるだろう。

それにしても最近のモバイルノートは本当に面白い。連載で取り上げただけでも「LIFEBOOK」(「富士通LIFEBOOK、予想以上の軽さ」)や「YogaBook」(「キーボードは電子ペーパー YogaBook試す」)、「GPD WIN2」(「超小型ゲーミングPC モバイル端末の新しい選択肢に」)など個性派が次々に登場している。僕の使い方には合わなかったが、新型iPadにキーボードをつけるという方法もある(「新iPad、買うなら大小どちらか 津田大介の結論」参照)。軽さを売りにするモバイルノートには14型で1kgを切るLGエレクトロニクス・ジャパンの「LG gram」や13型の2in1なのに800g以下のNEC「LAVIE Hybrid ZERO」もあるし、新しいモバイルモデルが出てきていないVAIOの動向も気になるところだ。

津田大介
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。1973年東京都生まれ。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。主な著書に「情報の呼吸法」(朝日出版社)、「Twitter社会論」(洋泉社新書)、「未来型サバイバル音楽論」(中公新書ラクレ)など。近著に「情報戦争を生き抜く」(朝日新書)。

(編集協力 藤原龍矢=アバンギャルド、写真 渡辺慎一郎=スタジオキャスパー)

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