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津田大介驚く 富士通LIFEBOOK、予想以上の軽さ

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NIKKEI STYLE

ジャーナリストの津田大介氏が気になるモノやサービスに迫る。今回取り上げるのは700gを切るモバイルノート「LIFEBOOK UH-X/C3」(富士通)。実際、最初に持った瞬間、津田氏から「軽(かる)っ!」と驚きの声が上がったほどだった。

◇  ◇  ◇

事前に「698g」という情報を頭に入れて実機に触れたのだが、実際に手にしてみると、その軽さは想像以上だった。以前、この連載で試用した画面サイズが12.9インチの新型iPad Proも同じ600g台だったが(記事「新iPad、買うなら大小どちらか 津田大介の結論」参照)、キーボードが付いたノートパソコンは重いというイメージがあるせいか、LIFEBOOKのほうが軽く感じた(iPad Proは633g)。ノートを開いた状態で片手で持っても、重いと感じないほどなのだ。

驚くほど軽いのにスペックは高い

本体サイズは、横309mm×縦212mm×厚さ15.5mm。かなり薄いノートだ。以前、この連載で紹介した薄型リュック「Under-The-Jack Pack」にLIFEBOOKを入れて待ち歩いたのだが(記事「津田大介 極薄リュックでミニマル生活にチャレンジ」参照)、ノートパソコンが入ったリュックを背負っているとは思えない身軽さだった。

この軽さにもかかわらず、スペックも高い。CPUは第8世代のCore i7、メモリーも8GB搭載しているので、高解像度の動画もサクサク動く。外付けのモニターに接続して、凝った演出を施したパワーポイントを表示するとちょっと遅いかなと思ったこともあったが、ストレスを感じるほどではない。画面サイズが13.3インチとモバイルノートにしても大きいこともあり、Netflixなどのネット動画も快適に楽しめた。

 画面が大きいということは、キーボードにも余裕があるということだ。キーピッチは広く、原稿執筆などキーボードを本格的に使う作業も不満なく行うことができた。ただキーボードのタイピング音が響く点は少し気になった。新幹線や飛行機、カフェなど隣の人が近い場所で使うときは少し気にしたほうがいいかもしれない。

残念だったSIMカードスロット非搭載

インターフェースも豊富だ。USB Type-Cを2基搭載し、USB PD(USB Power Delivery。USBポートを介して充電できる最新給電規格)にも対応する。他にUSB3.0(2基)やSDカード、HDMIも搭載するので、外出先で「対応するインターフェースがない」と困ることもないだろう。

スペックで不満だったのはSIMカードスロットを搭載していないことだ。これだけ軽いノートなのだから、どこに持っていってもすぐにインターネットにつながってほしい。僕は、ここ数年、ノートパソコンを選ぶときは、SIMカードスロットがついているモデルに決めているだけに、この点は残念だった(記事「20年20台!津田大介がたどり着いた理想のノートPC」参照)。

SIMカードスロットがあれば、通信会社のSIMを挿しておくことでLTE(携帯電話用の通信回線)を利用できるので、わざわざWi-Fiスポットを探したり、テザリングで接続したりする手間がかからない。スマホと同じようにノートパソコンを起動したら、すぐにブラウザーを開いたり、新着メールを受け取れたりするようになる。最近は格安SIMも増えており、金額的にも昔に比べると負担は小さくなっている。個人でもLTE対応モデルが選びたいという人も少なくないと思うのだが。

この点を富士通に確認したところ、「LTEは法人利用のニーズが高いため、現在のところ、法人モデルのみ対応している」とのこと。法人モデルに関してはセキュリティの観点からフリーWi-Fiを禁止している会社も多いなどの理由があるという。一方、個人モデルに関しては最近は街中のWi-Fiスポットが充実しており、大学生の場合はWi-FI環境を整えている構内も増えているため、搭載を見送ったそうだ。

もう一つ、もったいないと思ったのは、あまりにもビジネス然としたデザイン。これだけ軽くてハイスペックなモバイルノートなのだから、もう少しデザイン的な工夫がほしいと感じた。せめて豊富なカラーバリエーションなどがあれば、デザイン重視で選ぶ若者や、パソコンをスマートに持ち歩きたいミニマリスト志向の人からの支持もあがるのではないか。

とはいえ、毎日カバンに入れて持ち運ぶノートを探している人にとって、この軽さは魅力だろう。実際に使ってみて多くの人にとってメインマシンとしても不満なく使えるレベルだと感じたし、インターフェースも充実している。モバイルノートを買おうと考えている人なら、実機に触れてみる価値はあるだろう。

ますます重要性を増すUSB PD

今回、LIFEBOOKを試用して改めて実感したのは、充電に使えるUSB PDの重要性だった。

LIFEBOOK UH-X/C3ほどではなくても、最近は軽いノートパソコンが次々と登場し、本体を持ち運ぶ負担は以前より小さくなっている。だからこそ本体だけでなくACアダプターも含めた重さが重要になってくる。せっかく本体が軽くても、一緒に持ち運ぶACアダプターがかさばったり重かったりしては意味がない。

その点、USB Type-Cケーブルを利用して最大100Wの大電力で充電できるUSB PDに対応していれば、モバイルバッテリーから充電できる。ノートPC専用のACアダプターを持ち歩く必要がなく、スマホで使っていたモバイルバッテリーを共有できるわけだ。泊まりがけの出張などにモバイルバッテリーだけ持っていけばいいというのは、荷物が多くなりがちな僕にとって重要なポイントだと実感した。

津田大介
 ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。1973年東京都生まれ。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。主な著書に「情報の呼吸法」(朝日出版社)、「Twitter社会論」(洋泉社新書)、「未来型サバイバル音楽論」(中公新書ラクレ)など。近著に「情報戦争を生き抜く」(朝日新書)。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。

(編集協力 藤原龍矢=アバンギャルド、写真 渡辺慎一郎=スタジオキャスパー)

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