アカキーズ・スパークリング・ロゼ2016

元航空会社の客室乗務員でシニアソムリエの市川朋依さんのお気に入りのロゼは、「アカキーズ・スパークリング・ロゼ2016」(2527円)。これもスパークリング・ロゼだが、ギリシャ固有のブドウ品種クシノマヴロから造る、濃いめの色調が特徴の珍しいロゼだ。

「品種由来の赤いベリー系の香りが特徴的で、やや甘いが酸味もあり、味わいのバランスが素晴らしい。甘みがあるので中華料理に合うし、女子会にもぴったり」(市川さん)。

シニアワインエキスパートで、薬剤師としての専門知識を生かした独自のワイン情報をブログで発信している鈴木明人さんは、「甘みとスパークリングの泡が口の中で混然一体となり、クリーミーな味わいを演出している」とコメントした。

ドメーヌ・ティミオプロス・マケドニア・ロゼ・ド・クシノマヴロ 2016

その鈴木さんのお薦めは偶然にも、やはりクシノマヴロで造るギリシャの「ドメーヌ・ティミオプロス・マケドニア・ロゼ・ド・クシノマヴロ 2016」(2247円)。

「あるワイン会で初めてこのワインを飲んだ時、その複雑な味わいに感動した」のが一押しの理由という。「熟成感もあり、しょうゆやみりんで味付けした煮つけ、発酵食品などと合わせるとおいしさが増す。中華料理との相性も良さそう」(鈴木さん)。

他の参加者からも、「紅茶っぽいニュアンスがある」(笹川さん)、「滋味深い味わい」(内田さん)など、香りや味わいの深さ、豊かさを表現する感想が相次いだ。

秋保ワイナリー・スチューベン・ロゼ2017

6本の中には、いま話題の日本ワインも2本入った。1本目は、シニアワインエキスパートの資格を持つ会社員の齋藤稔さんの選んだ「秋保(あきう)ワイナリー・スチューベン・ロゼ2017」(2160円)。

仙台市にある秋保ワイナリーは建築設計事務所に勤務していた毛利親房さんが2015年に開設した新興ワイナリー。東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方の復興に貢献したいとの思いから立ち上げた。齋藤さんは2年前、東北に旅行した際に、このワインに出合ったという。

スチューベンはもともと米国産の生食用ブドウで、日本では青森県が主産地。強い甘みが特徴で、そのスチューベンを圧搾して醸造したロゼワインは「キンモクセイやビワなど花をイメージさせる香りがしてとても華やか」(齋藤さん)。笹川さんも「スパイシーな味わいで、香りにビワを感じる」と相づちを打った。