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一見「風邪」だが実はちがう 受診すべき6つの症状 風邪の「真」常識(2)

日経Gooday

2019/1/9

「体調悪化のピークが2回あることから、これを『2峰性の病歴』と言います。最初は咳、鼻水、のどの痛み、発熱の症状が出て、いったん良くなりかけたのにその後、数日してから再度発熱するなど体調が悪化した。その場合、1峰目は風邪、2峰目は2次的に細菌感染した可能性も考えられます」(岸田さん)

いったん治りかけた症状がぶり返した場合、風邪(ウイルス性)をこじらせた(細菌性)可能性がある

風邪のようにウイルスに感染した場合、鼻やのどなど複数のところに症状が表れるのが特徴だ。一方、細菌は「原則として一つの臓器に1種類の菌が感染する」ので、一つの症状が強く表れやすい。例えば鼻水だけがダラダラ出続け、頬(ほお)の片側に痛みがある場合、細菌性副鼻腔炎などが考えられるという。こういうときはすぐに受診しよう。

3. 寒くてガタガタ震える

発熱すると寒さを感じやすくなるもの。それにはランクがあり、最も強いものはガタガタと体が震え、止めようと思っても止まらない。これを医学的には「悪寒戦慄(おかんせんりつ)」と呼ぶが、風邪でこのような状態になることはめったにない。「細菌感染している可能性が高まります」と岸田さんは指摘する。悪寒戦慄がある場合は、早めに受診したほうがいいだろう。

「悪寒戦慄に加えて咳があるときや、先述した『2峰性の病歴』(症状が改善傾向にあったものの、悪寒を伴う発熱を起こす)がある場合は、肺炎の可能性があります。また、健康な成人と違って、高齢者は風邪だと思っていたら肺炎だったということも多いので、注意してください」(岸田さん)

一般に高齢者は風邪をひきにくいという。ワクチンの原理と一緒で、同じウイルスに感染した場合、2回目以降は症状が重くならない。そのため、高齢者は風邪をひいても気付かないくらい軽くすむことが多いのだ。それだけに、高齢者の場合、悪寒戦慄がなくても、症状が重いときや、寝汗をびっしょりかく場合(シャツを交換するほど)は要注意と心得て医療機関を受診しよう。

4. のどに痛みを感じるのに、つばを飲み込んでも痛くない

風邪でのどが痛くなるのは、のどの入り口にある扁桃(へんとう)腺がウイルスに感染しているため。食べ物やつばを飲み込むと痛みを感じる(嚥下時痛[えんげじつう])。一方、のどが痛いのに、つばを飲んでも痛くない場合は風邪ではない可能性が高い。

「例えば、心筋梗塞で首が痛いと感じることがある。放散痛といって、痛みが首や肩、のどなどに放散することがあるんです」(岸田さん)

風邪であれば通常は嚥下時痛があるはずだ。心筋梗塞を風邪と勘違いしては命にかかわりかねない。つばを飲み込むだけというとても簡単なチェックなので、ぜひ実行してほしい。

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