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TVない若者も「ほしい」 レコーダーがスマホ的進化 「年の差30」最新AV機器探訪

2018/10/1

中岡 近年は録画した番組をスマートフォン(スマホ)で見る人が増えています。その場合も、チューナーを使ってスマホに送信するのです。だからチューナー数が多いほど自由に使えるんですね。

小沼 なるほど。というか、録画した番組をスマホで見られるんですか! 知りませんでした。

アプリ「どこでもディーガ」の画面イメージ

中岡 スマホでの録画視聴機能は他社製品にも搭載されていますよ。パナソニックの場合、「どこでもディーガ」というアプリで連携し、ストリーミングでも端末にデータをダウンロードしても見ることができます。13年はスマホ視聴の利用率は全体の1割以下でしたが、16年では約3割まで伸びています。

小沼 なるほどアプリで見るんですか。YouTubeやNetflixのような、ネット動画と同じ感覚で見られますね。これなら家族がテレビを使っていても見たい番組が見られるわけか。便利そうだなあ。

中岡 レコーダーで録画してスマホで見られるので、テレビがなくても録画番組が視聴できるんですよ。初期設定時にはテレビが必要ですが、HDMI入力ができればパソコンのディスプレーやポータブルテレビでも代用できます。今後はテレビを持たない人の利用も増えてくるでしょう。

小沼 なるほど、「テレビがなくても使えるレコーダー」ですか。画期的ですね。ずいぶん進化しているんだなあ。

■レコーダーはテレビの付属品ではない

小原 スマホでの録画番組視聴は「おうちクラウドディーガ」の機能の一つですね。ディーガのハードディスクをクラウドに見立てて、そのデータをスマホで楽しめる。最初は自宅なのにクラウドって変な名前だと思いましたが、言い得て妙です。

中岡 「おうちクラウド」には録画番組だけでなく、リッピング(取り込み)したCDの音楽データやカメラ・スマホで撮影した写真、動画もためられます。ためたデータはテレビで視聴するだけでなく、スマホですべて楽しむことができます。

小沼 写真や音楽もスマホで楽しめるんですか。

中岡 音楽や写真データはどこに保存するかが課題となっていました。パソコンでは起動が面倒だし、スマホでは容量が足りないという人は多いでしょうし、本当のクラウドサービスには「不安を感じる」という日本人はまだ少なくないんです。レコーダーなら起動が速く、大容量で、リビングにあるので安心できます。

小沼 スマホとの連携を強化することで、クラウド的に使えるようにしたということか。「テレビの付属品」という位置づけではなくなっているんですね。

中岡 音楽機能はディーガユーザーの3割以上が使っており、写真機能も多くの方に使われています。写真機能は特に離れて暮らす家族のディーガと遠隔でペアリングできるので、実家に孫の写真を簡単に送れることが好評です。

■「見たいものを録る」から「全部録る」に

小原 小沼さんは「テレビの付属品じゃなくなっている」と言いましたが、テレビ録画機能もいろいろ考えられていますよ。ほしい番組をいかに録り逃さないかへの取り組みは、執念とさえ言えます。

中岡 それで言うと、今年で4年めになる全自動モデルですね。何もしなくても、指定したチャンネルを常時録画します。商品によって異なりますが、最大で10チャンネル、28日間録りっぱなしです。

小沼 そんなに録画しても見きれないんじゃ、と思ってしまいますが……。

中岡 使ったことがない人のなかにはそう考える方も多いのですが、そもそも全部見る必要はありません。容量がいっぱいになったら自動的に消していくので、見たい番組だけ見てもらえればいいんです。

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